2008-11-11 07:12 | カテゴリ:未分類

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     たわわに実る渋柿

   

柿の季節である

   

いま町のスーパーには多種類の柿が並んでいる。これらは主として甘柿である。しかし、比較的安い値段のものは渋抜きをしている。渋柿でも、皮を剥いて乾燥して渋抜きをしている干し柿ものは値段が高い。適当な粘度(テクスチャー)で口の中でとろけるようにした渋抜きの柿は一番値段が高いようである。手間暇がかかっているからであろう。

 

ちなみに、列挙してみよう。

平核無柿(奈良)、次郎柿(静岡)、筆柿(愛知)、早生富有柿(福岡)、おけさ柿(種なし)(新潟)、あんぽ柿(新潟)、富士柿(愛媛)。

    

高知の我が家には、渋柿の木があったのだが、いつも皮を剥いて、つるし柿にしていた。それを母と長姉が作ったものを毎年送ってくれていた。

   

ところで、昔から渋抜きには焼酎やエタノールにつける方法が主流だと聞いていたが、先日のテレビでは温泉に一日漬ける方法もあると知って、無知を恥じた。昔から高温渋抜きという方法もあったのだ。

    

そこで少し調べてみると、なんと、電子レンジで高温にして渋を抜く方法の特許があると知って、まさに“コロンブスの卵”だと思った。

    

今年は地方を歩くと何処の家も柿が豊作のようである。先日友人宅で10メートルぐらいの柿の木があってまさにたわわに実っていたが、渋柿なので、落ちるに任せているとのことであった。つるし柿にするにしても、いまどき木に登って柿を取る若者がいないし、皮を剥く気もしないということであった。実にもったいないことである。千個ぐらいはあるだろう(写真参照)。

     

  スーパーで渋柿を捨て値で安く売ってくれないだろうか。そうしたら自宅で電子レンジで絶妙の「渋柿転じて甘柿となるマニュアル」の作成法に挑戦するのだが。

    

  柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺  (子規)

   

  このとき、正岡子規は甘柿をガリリとかじったのだろうか? それとも御茶屋で渋が抜け甘味の乗ったつるし柿をお茶と共にゆっくりと味わったのだろうか? 多分、甘党の子規は後者であったに違いない。

     

(森敏)

    

付記:地方のみやげものには、必ずと言っていいくらい、柿の「練り製品」がある。柿は<熟する> というイメージはあっても、<腐る>というイメージが無いので、なんとなく日持ちがよい健康食品のような気がしてしまう。だから、ときどきそれを安心して買って帰る。

追記:本日(2008.11.28)

テレビで皆野町商工会では、「農家の高齢化が進んで収穫されずに残っている柿の収穫のボランテイアを募り、それでお菓子をつくって、菓子が広く知られ地域を元気にしてくれることを期待した活動をしている」ことが紹介された。非常にいいことだと思う。渋柿か甘柿かは放映されなかったが。 

秘密

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