2008-11-04 02:13 | カテゴリ:未分類

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    北京料理風ビーフン(北京での学会にて)

     

   

ビーフン(米粉)の味

        

先日のこのWINEPブログでも紹介した、東京有楽町の東京フォーラムで開催された「アグリビジネス創出フェア2008」では <米うどん(べー麺)> の開発が紹介されていた。日本人がうどんを好むので、お米の用途を広げる意味で、開発メーカーのその意気やよし! と思ったことである。

 

しかし、よく考えてみると、お米の麺類としては旧い昔から中華料理にはビーフン(米粉)というものがある。ビーフンに適したお米が、ぱさぱさしたインデイカ米なのか、それとも粘着性の強いジャポニカ米なのかに関しては、小生は詳しくはない。また米澱粉の繋ぎに何を入れて居るのかも知らない。

 

ただ、ビーフンは小生の大好物である。何故かと言うに、小生の母が台湾に在住していたからである。母の父親が戦前は台湾総督府の台北郵便局長であったので、母は台北高等女学校を卒業するまで台湾に住んでいて、その後父と結婚している。そういうわけで我が家では母が何かとビーフンを作ってくれた。台湾風ビーフンである。広義の広東風ビーフンなのかもしれない。そういうことで母の作るビーフンの味が小生の舌には染みついている。ご飯はいくらおかずが豊かでもせいぜい茶椀1杯しか食べられないが、ビーフンなら何倍でもお代わりできる。

  

大学で助手(いまは助教といいます)のころ、農業経済学科に台湾から留学生が来て、その奥さんが東大農学部前で大衆用の台湾料理店を開いた。小生はそこで毎日昼飯にこの店に出かけていって、奥さんが作ってくれるビーフンの大盛りを注文したのであった。ここのビーフンはまさしく小生の母が作ってくれた台湾風の材料と味であった。この店は3年ばかり続いて、その夫婦と1人の子供はどこかに消え去っていったのだが。

   

先日、北京の学会でも連日の中華のバイキングでビーフンが時々出ていたので、そのときは必ず一皿食べてみた。しかし本場の中国なのに、小生にとっては何とも頼りない具財と味であった。全く肉や魚介類が入っていないではないか?

   

お米の消費量を増やすには、<べー麺>の開発も大いに望ましいが、ビーフンの良さをもっともっと日本国民に知らしめることも、必要な活動ではないかと思う。ところで学校給食にビーフンは登場しているのだろうか?

      

(森敏)

秘密

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