2008-11-02 10:27 | カテゴリ:未分類

踊り子が 秋刀魚(さんま)焼いてる 劇場(こや)の裏(三重県 浅野健)

    

今週号の週刊文春で柳家喬太郎が選者である「川柳のらりくらり」の欄で、その特選に、上記の川柳が選ばれていた。

 

それで突然遠い昔の夏の遠刈田(とうかった)温泉が思い出された。

 

今はもうなくなってしまったようだが、昔「生化学若手夏の学校」というのが毎年夏に開かれており、小生も参加していた。その年の夏の会場は、蔵王の遠刈田温泉であった。

 

  山形県側の山裾からバスに揺られて蔵王を上がって、夕刻に温泉町に着くと、バスを降りて宿まで少し歩くことになった。当時の町には本道りから離れたところにあちこちにストリップ劇場などがあった。

  

  フラフラ歩いていると、去る劇場の裏で、短パンツの厚化粧の30代とおぼしき女性が派手なすけすけの薄着を着て、コンロの火をうちわでばたばたと扇いで魚を焼いていた。何か見てはならないものを見たような気がした。

  

  というわけで、この特選の川柳にはその情景が活写されており、わが若き日の哀愁です。

  

(森敏)

 

 

秘密

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