2008-11-01 19:54 | カテゴリ:未分類

大学首脳陣がなぜ謝らねばならないのか

 

2年生と1年生の男子在学生が大麻所持で逮捕され、慶応大学当局の常任理事達が記者会見で謝罪している。同志社でも4年生の女子在学生が大麻所持で逮捕され起訴されたので、これも大学側が記者会見して理事達が謝罪するのだろう。

 

実に不思議に思うのだが、なぜ大学当局は謝罪しなければならないのだろうか? 未成年ならばいざ知らず、20歳以上の大人が起こした刑事事件は、すべて本人の責任であるので、基本的には大学には責任がない。すべて市民法で司直の手で裁かれればいいのである。有罪になれば退学処分にすればよいのである。逆に有罪でなければ退学処分にすべきではない。大学が小・中・高の生徒に対するように、あるいは両親が我が子に対するように手取り足取りの“しつけ”などする必要はない。またそんな余裕は無いはずである。

 

それに、学生の私生活にまで大学が監視の目を光らすことなど不可能であるし、それこそプライバシー(人権)にかかわることなので、それはやってはいけないことである。そういう、事実上大学が干渉できないことにまで、大学は社会に対して責任を負う必要など無いのではないか。そこまで社会が大学に要求することは酷である。

 

日本の大学の教員は今「未熟で幼稚な学力不足の学生達に対する“教育”」と「世界最先端の“研究”をしなければならない」という両方を同時に満足させなければならないという強い文科省からのプレッシャーで押しつぶされそうになっている。

 

再度言うが、社会は大学に学生の“しつけ”などを要求すべきではない。

 

(森敏)

 

秘密

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