2008-10-26 13:20 | カテゴリ:未分類

折り折りの記

 

 

小生が兵庫県芦屋市立精道中学校生の時の国語の教科を担当されていた恩師広井大先生(昭和6年8月生)が上記の表題の自分史を出版された。それを贈って頂いたので、それこそ折々にじっくりと味わいながら読んだ。

 

思い出すこと-小坂小学校-

という章節の中に以下の文章があったので紹介する。

  

私にとってわすれることが出来ない思い出がある。一年生の3月某日、当時の校長近本清喜先生のお弁当を頂戴したことである。その前日、私の家は不慮の大火で全焼した。当日弁当を持たずに登校した私のことを、担任の田口君枝先生が校長先生に報告されたのだろう。先生は、昼で下校するつもりだった私に弁当包みを出して「校長先生からよ」といって渡してくださった。私は大きな弁当を、一粒の御飯も残さずありがたくいただいた。校長先生の弁当はほんとうにおいしかった。

 

これを読んで小生は不覚にも涙がこぼれてしまった。

 

広井先生は兵庫県の県立高校の校長を歴任したのち豊岡市の教育長をつとめられて退職された。まさに教育肌一本槍の人生を歩んでこられた。

 

(森敏)

 

秘密

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