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2024-02-12 22:33 | カテゴリ:未分類
「生成系AI」の驚異的な発展で、今まさに科学界、教育界、文学界、芸術界が大変革を迫られている。そのことを伝える一端が以下の2冊の総合雑誌の記事でうかがえる。

中央公論(3月号)は60ページ以上にわたって、以下の生成系AIに関するテーマが掲載されている。

1.全国42大学学長アンケート
   アンケートから見えてきたリスクと期待  小林哲夫
2.学生のホンネ、教員の困惑  花岡正樹
3.生成系AIは対話力を鍛えるバディ  坂村健・松尾豊
4.今外国語を学ぶということ  黒田龍之助
5.精読と身体 AIには教えられない知  小川さやか・古田哲也

文芸春秋(3月特別号)では以下のテーマが論じられている

6.小説家 VS. AI  小川哲
7.AIは落ちこぼれを救う   落合陽一・藤井輝夫・金出武雄
 
以上の多様な論説を読んで実に勉強になった。とりわけAI開発の専門家を含む3番と7番の対話が印象的であった。これらの対話記事は現役の大学人にとって必読文献だと思う。

小生自身、先日のブログでも示したが、暇な時のAIとの対話が結構刺激的で楽しい。飽きない。

本日の朝日新聞の取材記事では、すでにAI使用者の4分の一がAIに人生相談をして、指針を得たり、癒されているということだ。
  
とりわけ自閉症や独居老人はAIとの対話で癒されたり、頭が活性化されたりすることは必定だと思う。
  
「生成系AI」は間違いなく新しい文明の利器だ。遅まきながら、これを自己流にいろいろと工夫して手なずけて、活用しない手はないと確信する。


【森敏】



付記:上記の3番の対談では、AIをうまく使いこなせば、将棋の藤井聡太のようなずば抜けた人物が、いろんな分野で生まれてくるかもしれない、と期待している。

一方、上記7番の対談ではAIは落ちこぼれを救うといっている。これは相反することを言っているのではなく、AIにより国民の知能がかさ上げされるうえに、知能の高い人物はがますます高くなるということを述べているわけである。

その結果、各人の独創性が高まるかどうかは、今のところはわからない。

私見では、高度の知能を独創に生かすためには、それまで蓄積してきた各人の体験(身体に対する外部刺激)の意識化の積み重ねが必要であると思われる。

抽象的な形而上学から形而上学が生まれるのは「数学」の世界だけではないだろうか。
秘密

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