2008-10-21 22:50 | カテゴリ:未分類

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    洗面所の左の細い水道の蛇口が「飲用水」と書かれている。

   こちらの方はちょろちょろとしかでない。よほど貴重なんだろう。

      

九華山荘の水(1)

      

今回の「植物と鉄」に関する国際学会(参加人員約200人)では九華山荘という北京から車で30分以上かかる北部の温泉地で開かれた。残念ながら我々が泊まったホテルに温泉が引かれているわけではなかった。心配していた空気は初日は快晴であったので、この地では空気汚染は感じられなかった。(のちに北京市内観光時にはひどい空気汚染にあったが)

  

一番心配していた飲み水に関しては、ホテルの部屋に水道水と別に「飲用水」の表示が貼ってある飲み水専用の細い蛇口があり、ひねると本当にちょろちょろと細い水が出てきた。部屋に置かれている透明なガラスコップにこの水道水と「飲用水」の両者を汲んで横から透かして見ると、前者は白く少し濁っており(この水は一体何処からの水なんだろう?)、後者は透明であった。しかし小生はこの透明な「飲用水」を生(なま)で飲むのを断念した。この「飲用水」の方を電気ポットで湯沸かしして、日本から持ってきた密封パックした紅茶やコーヒーに全部使ったあと、空になったポットに次の「飲用水」を入れようとしてポットの内側を覗いて見ると、たらりという感じで、白いコロイド状のものがポットの底にべたりとくっついていた。この水が硬水で石灰(炭酸カルシューム)などが水が沸騰することによって沈殿したものと思われた。

  

学会の会期中に日本からの一緒の仲間で、「飲用水」を飲んで平気な女性もいたが、これが原因で下痢したかも知れないと言う男性が2人発生した。

  

かって、フランスのパリでも、もっと沈殿量が多く、ポットの中が真っ白になった経験をしたことがある。こんなカルシウム分の濃い水を飲んでいると小生の持病の結石が悪化するだろうと、北京訪問初日から心配になってしまった。

  

実は北京に来る前に、家ではあらかじめボルビック(volvic)の500ミリリットル入りのプラスチックボトル20本をスーツケースに詰めていた。しかし、成田空港の荷物検査で「ボトルの持ち込みはだめ」、ということにでもなると面倒なので、直前になって結局全部の水ボトルをスーツケースから出していてしまったのであった。

   

ところが、一緒に行ったポスドクの某君はなんと2リットル入りの「六甲山の水」を6本スーツケースで持ってきたという。成田空港でのチェックインではなんにも言われなかったそうだ。そこでさっそくその1本を分けてもらった。その後は大事にこれでお湯を沸かしてコーヒーを飲んだ。

  

しかしここに滞在期間中に食事やスープから取る水分からは当然、水に溶けた多量のカルシューム成分を皆が口から摂取することになるはずである。そのためか滞在翌日からさっそく小生の右の腎臓にある結石に鬱屈を感じるようになってきた。であるから、安全のために持ってきた鎮痛剤ブスコパンを毎日寝る前に1錠飲むはめになってしまった。

  

食事の時には国際HAAPC認証を得ているとラベルが張っているプラスチックボトル(350ミリリットル)入りの純水(と記載している)を極力入手して飲んでいた。

  

結局なんとか無事に帰国した。が、帰国したら、メラミン牛乳を安全だといって飲んで見せてオーストリアの外相が結石になって緊急手術を受けたとか、日本人の赤ちゃんがメラミン牛乳で腎臓結石を発症したなどと、まだメラミン結石の報道が尾を引いている。

     

(森敏)

 

 

 

 

秘密

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