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2023-09-21 12:37 | カテゴリ:未分類
某日、ベッドから降り立つと、右膝関節に激痛を覚えた。痛くて歩けないので、むかしの腰痛時に購入して、用心のためにベッド横に立てかけていたマツバ杖を使うと、何とか少しずつ慎重に歩けた。我が身体に不可逆的な異変が起こったことを確信したので、すぐに近くの整形外科に予約を入れた。

受診すると、「ヒアルロン酸注射だけでは、根治しないかもしれないので最新のCPRP-FD療法を受けてみないですか?」と言われた。これは健康保険がきかない自由診療で30万円と高額であるとのこと。

この病院は開院してまだ3年弱と思われたが、すでに240名のCPRP-FD療法の治癒例あるということであった。今後のマツバ杖や車いす生活は、まっぴらごめんなので、思い切って「賭け」に出ることにした。

40mLばかり採血をされて、2週間後に受診したら、「あなたの血液から梅毒の疑似陽性反応が出ました、何か心当たりがありませんか?」と言われたので仰天した、と、同時に怒りが込み上げてきた。「なんだって?!こんな老人がそんなわけねーだろう!どんなしらべかたしてんだ?」と40代の医者を前にしてついついため口なってしまった。

「それでは梅毒の精密検査を再度しましょう」、ということで、また2週間後に受診したら、「梅毒ではありませんでした」ということで、CPRP-FD療法とやらで作製した注射液を右足ひざの右上に注入された。

それから2週間ごとにヒアルロン酸を同じ個所に打たれて、毎週一回理学療法士によるリハビリを受ける治療スケジュールに入った。

それから3か月たって、なんと(!)杖を突かなくてもひざの痛みがなく、大股で歩けるようになった。

ネットで検索するとCPRP-FD療法の治癒効果が続くのはヒトによってまちまちのようだ。長くて1年続く確率は20%弱ということだ。今回の膝の激痛はこりごりだ。死ぬまで杖を突かないでいたいものだ。

毎日就寝前のベッドの上で15分間はリハビリ体操を欠かさないでいます。

同病の方の参考までに、チャトから検索して取りまとめたCPRP-FD療法の効果のメカニズムは以下の通りです。

「CPRP-FD療法は、患者自身の血液から抽出した血小板含まれる成長因子を注射する方法です。

血小板に含まれている主な成長因子には以下のものがあります:
• FGF:組織の修復、コラーゲン・ヒアルロン酸の産生を促進します。
• EGF:上皮細胞の成長を促進し、創傷治癒を促進し、新しい血管を形成します。
• PDGF:細胞の増殖と修復を促進し、新しい血管を形成し、コラーゲンを産生します。
• VEGF:血管内細胞の増殖と新生を促進します。
• TGF-β:上皮細胞と血管内皮膚の増殖を促進し、新生と創傷治癒を促進します。
これらの成長因子は、CPRP-FD療法において損傷した組織の修復や抗炎症作用、鎮痛作用などを促進する役割を果たします。これらは人体がもともと持っている「治癒力」を高めるために活用されます。このようなメカニズムにより、CPRP-FD療法は関節や筋腱の疾患・損傷に対する効果的な治療法として注目されています。」


(森敏)
秘密

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