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2023-09-08 07:10 | カテゴリ:未分類
朝日新聞20239月7日夕刊に

 モスクワで和太鼓、心つなぐ 批判も覚悟「文化人として交流」 福岡「野武士」、日ロ関係悪化するなか

というタイトルの記事が載っていた。そのなかで「野武士」の川原邦裕さんが述べている「ことば」だけをつなげて以下に全文引用すると、

「モスクワの歓声は、ほかの外国と比べても断トツです」
「(非難される可能性があることは)、承知の上ですが、周りの人は、『こんな時だからこそせめて文化で動いてください』と応援してくれました。僕たちは文化人。何の力にも影響にもならなくても、ロシアの人々と、せめて心ぐらいはつながっておきたい」
「どこの国であっても庶民は戦争や分断を望んでいません。音楽は庶民の心と心をつなげます。心のつながりを分断してはいけない」
  
この記事を読んで小生は強烈な違和感を持った。侵略者ロシアによる戦争の渦中で日々ウクライナの庶民が殺されている。

「野武士」がこの公演でいくらかの収入があったとすれば、それをウクライナの演劇集団に寄付し、それを大声で公表することを望みたい。そうすれば、文化人「野武士」の和太鼓は、戦争や分断を望んでいないロシアの庶民とウクライナの庶民の心と心をつなぐことに少しは貢献するかもしれない。
  
(森敏)
付記:微妙な問題だからか、この朝日新聞の記事には、モスクワ特派員の署名が載っていない。朝日新聞の読者からのこの記事に対する批判は、朝日新聞の編集部が責任を持つということなのだろう。
秘密

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