WINEPブログ
「飯舘村のカエルの放射能汚染」
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2023-06-26 15:11 |
カテゴリ:未分類
「国防省は国民と大統領をだましている。特別軍事作戦は全く異なる理由で開始された」
ショイグ国防相や「オリガルヒ」と呼ばれる新興財閥が「自分たちの利益のために戦争を始めた」
と、世界に向けて発信してプリゴージンは200キロ先の首都モスクワに向けてに進軍した。
そこで、ついに、このこれまで全幅の信頼を置いていたプーチンの元料理人であったプリゴージンに対して、狂犬プーチンの堪忍袋の緒が切れた。
プーチンはロシア国民に向けて、実に憎々しい表情で「裏切者!」とわめいたが、結局ベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介で、プリゴージンを逮捕・殺害できずに、ベラルーシに追放する羽目になった。
この間の反乱劇はわずか24時間で収束した(かにみえる)。
日本の戦前の2・26事件は、1936年(昭和11年)2月26日から2月29日にかけて発生した陸軍皇道派の青年将校によるクーデター未遂事件で、事件発生後、約72時間で収束した。
その事件の後、日本では軍部が政治の実権を握り、日本は混迷の世界大戦に突入していく。
ロシアでも、プリゴージンの影響を受けたプーチンを取り巻く親兵隊将校たちが、一斉蜂起して、プーチン政権がクーデターで倒されるという、ウクライナ戦争の渦中においてこそロシア内政の乱世が待ち受けているのではないか。
(森敏)
追記:
ロシアでは1917年に民主的な臨時政府を転覆させた「ボリシェビキ革命」の転機となったコルニロフ将軍の反乱や、ソ連崩壊の序曲となった1991年の左翼強硬派の軍事クーデターなど、軍事反乱が体制崩壊の引き金になってきた。
という以下の指摘もある。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/258898
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