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2023-06-01 16:18 | カテゴリ:未分類
ついにロシア人の義勇軍が立ち上がった。「自由ロシア軍」と「ロシア義勇軍」である。まだ合わせて一千人規模らしいが、続々と志願兵が集まってきているということである。
  
ゼレンスキー大統領は5月29日の会見で「反転攻勢の決定が下された」と宣言した。
 
以下、5月28日『サンデーステーション』 2023/05/28 23:30時事の記事を勝手に再編集整理して転載した。
 
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ロシア ショイグ国防相)「5月22日、ウクライナの民族主義者の部隊がベルゴロドの国境検問所付近でロシア領土に侵入した。(対テロ作戦で)70人以上のウクライナのテロリストを殲滅した」場所はウクライナと国境を接するロシアのベルゴロド州。
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自由ロシア軍団 司令官)「クレムリンの独裁を終わらせる時が来た」
24日には、戦利品とされる装甲車の前で幹部らが合同の会見を行いました。
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ロシア義勇軍団 司令官)「これはロシアのカラシニコフ銃。戦利品の一つだ。ロシア義勇軍団には2人の軽傷者を除いて死傷者はいない。我々の活動は継続中で、第一段階は成功した」
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Q:今なぜ、越境攻撃を行うのか?

自由ロシア軍団 政治部門代表 アレクセイ・バラノフスキー氏)「一部の地域では、ウクライナの反転攻勢はすでに始まっています。地面も乾いてタイミングが良かった。我々の目的は、ロシア軍の一部を撤退させ、防衛体制を弱体化させることです」
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ロシア領土内で攻撃するのは、今回が初めてだという自由ロシア軍団。ウクライナ軍の関与については…
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バラノフスキー氏)「ウクライナ領土にいるときは、ウクライナ軍の管理下にあるので、私たちはウクライナ軍の指示に従って動いています。ロシア領土に戻ったときは、自由ロシア軍団の司令官の指示に従うので、ウクライナ軍は全く関与していません」
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Q. ベルゴロド州の攻撃にウクライナ軍は関与していないのですか?

バラノフスキー氏)「関与していません。今回の攻撃は、私たちの部隊が独断で行いました」
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現在、ウクライナ政府と共に、占領下のパルチザン活動を支援するジェムチュゴフ氏はこう説明します。

元パルチザン指導者 ジェムチュゴフ氏)「自由ロシア軍団は今、ウクライナ国内で独立した軍事組織です。ロシア軍の大規模な進軍を止めることができた現時点でロシアの義勇兵は前線にいる必要がなくなりました」
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Q:ウクライナ軍との連携については?

ジェムチュゴフ氏)「彼らは戦地から撤退し、本来の目標達成に向けた活動を始めました。ウクライナの諜報機関と連携し、私たちは偵察情報を提供しています。ロシア国内で本格的な内戦を起こすのに必要なIT系の支援をしています」
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「自由ロシア軍団」では、2日間に渡る戦闘がSNSなどを通じ急速に広まったことで、:変化があるといいます。

バラノフスキー氏)「ロシア国内から自由ロシア軍団やロシア義勇軍団への志願者が非常に多く集まっています。あまりにも志願者が多すぎて、選定作業が間に合っていません。中には組織に侵入しようとするロシアのスパイがまぎれているかもしれないので、全員きちんと調べないといけません」
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ジェムチュゴフ氏)「ロシア国内で起きているすべての出来事はロシア国民によるものです。ウクライナ諜報機関はロシアのパルチザンと連絡を取り合い可能な範囲で支援している。」

Q:ロシアのパルチザンによる破壊工作や越境攻撃、ウクライナの反転攻勢にどう影響するのでしょうか。
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ジェムチュゴフ氏)「ロシアは自国内で行われる戦闘に準備しておらず、今前線にいる部隊をロシア領内に慌てて移動しています。ウクライナ国内の体制が弱体化し、ロシア軍の攻勢が弱まることが、ウクライナ軍にとって一番大きなメリットです。プーチン政権を弱体化させ、政権転覆につながると期待しています」
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バラノフスキー氏)「ベルゴロド州以外にも、今はブリャンスク州、クルスク州でも作戦の準備を進めています。ただ、これが最後ではありません。最終目標はモスクワです。ウクライナがクリミアを取り戻したら、プーチン政権は崩壊し始めると確信しています。その時、ロシアに戻ってプーチンを完全に潰さなければいけない。」
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以下小生の意見です。
 
別の報道ではロシアのペシコフ報道官によれば、このノブゴロド紛争で、ロシア軍側から陸軍4200人と戦闘車両60台が投入された、という。
  
このように、「自由ロシア軍団」と「ロシア義勇軍団」が、ロシア国内への越境侵入を繰り返して攪乱工作を続けることは、必然的にロシア軍の勢力をそちらに振り向けなければならなくなり、ロシア軍の勢力をそがれることになるので、ロシア軍はウクライナ軍の1500Kmの広範囲にわたる国境の「反転攻勢」に兵力を集中できなくなる。
   
ましてや、先日は、モスクワ市内に向けて、ウクライナ側から二十数発の自爆型ドローンが撃ち込まれて、8発がモスクワに届いたということである。大統領府ばかりでなく、これまで官製報道下で、のうのうと生活してきたモスクワ住民も、初めて!心底驚いたとであろう。
  
小生の持論だが、ウクライナ戦争がやっとウクライナ住民側がやれっぱなしの「非対称の戦争」から、「対称」の戦争に転換し始めたわけである。
  
今後はプーチンが総動員令をかけて、ロシア軍隊に無理やり徴兵されたロシア人の若い戦士たちが、このバカげた「狂犬プーチン戦争」に対して、反乱を起こす時期が次第に近づいているのではないだろうか。

内乱によってしかプーチン政権は変わらないのではないか。

バイデン大統領もしばらくはこのウクライナのロシアに対する多様な「反転攻勢の動き」を、模様見せざるを得ないだろう。


(森敏)

秘密

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