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2023-04-11 04:44 | カテゴリ:未分類
ウクライナ政府は、東部の戦線が持ちこたえられなくあるなか、ここは漸次撤退して、いよいよ本来のクリミア半島奪還を射程に置き始めたようだ。

まずはクリミヤ半島全体を情報戦で混乱に陥れるつもりだろう。クリミヤ半島のロシア系住民を戦々恐々にして、ロシア領内に追い出して、その後、ウクライナ系住民によるゲリラ戦が活発になるだろう。

ロシア側からの兵器や物資の調達の輸送経路を断つために、米国が追加提供したハイマースなど遠距離砲によるクリミヤ半島のロシア軍基地の破壊や兵站の破壊や、最終的にはクリミヤ大橋の破壊などが近いのではないか。

プーチンが報道管制を敷いて西側報道陣がクリミヤ半島には全く入れていないようなので、西側陣営には報道されていないが、クリミヤ半島のロシア系住民はすでに相当の心理的混乱に陥って、ロシア領土に相当数避難し始めているのではないだろうか。


   
ウクライナ情報機関、クリミア住民にさらなるロシア軍情報の提供を要請
ウクライナのマルチメディア報道プラットフォーム
2023年4月8日 土曜日 01:01

ウクライナ国防省傘下情報総局は5日、一時的被占領下にあるウクライナ南部クリミアの住民に対して、これまでの協力への謝意を伝え、ウクライナ防衛戦力に対して、クリミア内のロシア軍人・軍用機材の配備地点の情報提供を続けるよう要請した。
情報総局広報室が伝えた。

情報総局は、「クリミア住民よ、私たちは、優れた協力と占領者敗北を近づける活動につきあなたがたに感謝している。今後も、占領戦力と機材の場所の情報を提供し続けるよう要請する。配置地点、占領軍人員・幹部の住所、弾薬や燃料品の保存されている倉庫の場所だ」と呼びかけた。

さらに、同局は、電子戦用機器、占領軍の指揮拠点、防空システムの保存場所、交代で展開されている地点についての情報の提供も要請した。


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(森敏)

追記:ウクライナの保安庁は、常日頃から、スパイからの情報の真偽の確認作業や、下記の記事のようにロシア側の「逆スパイ」の摘発作業にもピリピリと研ぎ澄まされた神経で忙しいはずだ。

ウクライナのマルチメディア報道プラットフォーム
2023年4月11日 火曜日 03:58
10.04.2023 15:26
ウクライナ保安庁(SBU)は、ウクライナ南部オデーサ州にて高機動ロケットシステム「ハイマース」やウクライナ軍の弾薬庫の情報を集めていたロシア特殊機関のエージェントを拘束した。

発表には、「SBUは、オデーサ州における諜報作戦活動の結果、ロシアの特殊機関のエージェント1名を新たに摘発した。この人物は、ウクライナ海軍の旅団の1つに徴兵された人物で、全面侵略開始後に敵によって雇われた者である」と書かれている。
また、ロシア側は同人物を「クリムチャニン」というニックネームで呼び、オデーサ州防衛に関する情報収集の課題を与えていたという。この人物は、ロシア特殊機関の指示に従い、本部、兵器、弾薬庫の位置情報を密かに確認し、また高機動ロケットシステム「ハイマース」の場所を暴こうとしていたという。
この人物は、入手した情報を電子地図にチェックを入れた形にして、秘匿のメッセージサービスを使ってロシア側の「雇用者」に送ろうとしていたという。
SBUは、この男性を特定し、犯罪行為を記録した上で、男性が情報収集課題を実行している際に拘束したと発表した。
また、男性は、犯罪行為を隠蔽するために、ロシア特殊機関の人物とのコミュニケーションをするための自身の携帯電話のSIMカードを頻繁に交換していたことが明らかになったと書かれている。
捜査班は、収集した証拠を根拠に、拘束された男性に「戒厳令下の国家反逆罪(警報展第111条2項)」容疑を伝達したという。
男性には、未決囚予防措置として、拘禁措置が選択されたと伝えられた。



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