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2022-09-28 15:25 | カテゴリ:未分類
NATOの核戦略体制が具体的にどのようになっているかは、アメリカやNATOの当事者だけしか知らないことである。だから、ウクライナの人民が狂犬プーチンの繰り返し唱える戦術核に対する恫喝におびえるのは当然だ。

  長距離の戦略核についてはその準備の動向が宇宙の人工衛星から常時偵察で監視されているはずだから、先手必勝(専守防衛?)でNATOやアメリカはそのミサイルの発射拠点をつぶすことができるかもしれないが、短距離の戦術核については準備動向の正確な検知が困難と思われるので、ロシアが先制攻撃に成功する可能性が高いと思われる。

  ロシアによる核攻撃が実践された場合に、それに対抗してアメリカやNATOがどう振舞うのかが、これまでのところ、まったく開示されていないのは、「”核戦略をあいまいにしておく” ことを身上とするのが相手に恐怖を与える最大の抑止力になる」、というのがこれまでの練りに練られた”核戦略指針”ということらしいから、素人が口出しできないところだ。

  しかし、少なくとも戦術核に関しては、ロシアがそれを実践した場合には、NATOやアメリカがどのように反撃するかを今から世界に向けて明確にしておく必要があると思う。

  ロシアが戦術核でウクライナの土地や海上のどこかに局所的な放射能汚染を出した場合は、ウクライナやNATOやアメリカはどこまでその屈辱に耐えるのだろうか?

  戦術核が発射されて、数分遅れても直ちに、同規模の戦術核をモスクワに向けて発射するのか、それとも同規模の戦術核をロシアの地方都市に落とすのか、などなど明確にすべきではなかろうか?。これは決して素人が考えるばかげたシミュレーションではないはずだ。狂犬プーチンとその取り巻きが、しばしば「核による恫喝」をしていることだから、絶対に軽く見てはいけない。

  小生が思うに、以前にも述べたが、核に関して一番採用されうるロシア側のシナリオは、ウクライナの原子炉1基をまず通常兵器で爆発させることではないだろうか。この際狂犬プーチンは必ずや「ウクライナ側が自分で原子炉自爆テロをした」とでっちあげのプロパガンダを行うだろう。

  この場合は、具体的にロシアが戦術核を撃ち込んだのではなく、高性能ロケット砲を原子炉に命中させて、原子炉を危機に陥れたわけだから、ロシア側が最初に核を使った、という非難は一見当たらないことになる。

  だから今からウクライナやNATOやアメリカは、ロシアがウクライナの原子炉を破壊して放射能をまき散らした場合は、戦略核をロシアがウクライナに打ち込んだと同等の行為とみなす、と宣告しておく必要がある。

  そう宣言しておかないと、NATOやアメリカがその後のどんな巧妙な反撃のための核戦略を行使しても、世界は「反撃のためとはいえ積極的に核を最初に使ったのはNATOやアメリカ側である」という非難を国連などで轟轟(ごうごう)と受けかねないことになる。この非難決議には、ロシア側にもウクライナ側にもいつも立場をあいまいにしてきた狡猾な数十か国の第三者国群を、親ロシア側になびかせることは必定だと思われる。





米国防総省「ロシアに核戦力の態勢を変えるほどの変化見られず」[2022/09/28 04:50]
ロシアがウクライナに対し、核の脅しをちらつかせるなか、アメリカ国防総省は核兵器の使用を巡ってロシア側に変化は見られないとの認識を示しました。

 ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は27日、ロシアには核兵器で自衛する権利があり、ウクライナを核兵器で攻撃してもNATO=北大西洋条約機構は介入しないだろうと自身のSNSに投稿しました。

 プーチン大統領も21日、ウクライナでの「住民投票」に関連して、「我が国の領土の一体性が脅威にさらされる場合に、ロシアが保持するすべての手段を利用する」と述べ、核兵器使用の可能性に言及しています。

 アメリカ国防総省のライダー報道官は27日、ロシアによる一連の核の脅しを真剣に受け止めているとしたうえで、ロシア側にアメリカの核戦力の態勢を変えさせるほどの変化は見られないとの認識を示しました。(C) CABLE NEWS NETWORK 2022

    
(森敏)
追記1:この原稿とは関係ないが、下掲の写真は、放送から切り取ったものである。破壊しつくされたウクライナの村の現状を背景に嘆く辛くも生き延びたオバーさんの悲嘆。この地方では最近、国連食糧援助機構から村人たちは食料を差し入れされている。狂犬プーチンはウクライナ人を人とも思っていないのだろう。うちつづくロケット砲によって、家屋が破壊されて、衣食住がはく奪されて、本当に自尊心がくじけそうな疲れ切ったオバーさんの顔だ。
AFP BBNews
「悲惨ですよ。村中が破壊されました。以前はとても素敵な村だったのに、破壊されてしまいました。」

 
 
追記2. 実にしつこく危険なロシア軍のザポリージャ原発攻め
ザポリージャ原発に新たに砲撃と爆発…タービン建屋の窓ガラス割れる

読売新聞2022/09/28 17:54
 【ベルリン=中西賢司】国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は27日、ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポリージャ原子力発電所の敷地内で、26~27日に新たな砲撃と爆発があったと明らかにした。
 発表によると、ザポリージャ原発で26日夕、配電施設付近に砲撃があった。被害の報告は受けていないという。27日朝には、原子炉建屋に冷却用の水を送る水路付近で爆発が2回発生し、2号機のタービン建屋の窓ガラスが割れた。爆発の原因は調査中という。
 グロッシ氏は声明で、「(原発の)全体的な状況は依然として不安定だ。重大事故のリスクを減らすために早急な行動が必要だ」と述べ、原発周辺での「安全保護地帯」の設置を改めて訴えた。


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