2007-12-14 13:17 | カテゴリ:未分類

ナイス・フライト!

 

以下は去年の今頃の話である。

 羽田から女満別行きのJAL早朝便に乗った。満天下の快晴で、眼下に積雪の磐梯山をはじめとする東北の山々、純白の厚手の絵の具をとろりと流したような無数の水田や、牧草地が実にまぶしかった。一面が白銀の世界の北海道では、屈斜路湖、阿寒湖、摩周湖が鮮明に見えた。飛行機の着地もスムーズであった。飛行機を降りるときにスチュワーデスにおもわず「ナイスフライト!」と声をかけてしまった。

 北見工業大学での仕事を終えて、翌日は北見駅から単線の「北海道ちほく高原ふるさと銀河線」の1車両仕立てのジーゼル車に乗った。ワインで有名な池田駅で、いまは珍しい「スイッチバック」をして2車両連結となり、合計3時間半かかって帯広駅に着いた。途中の両岸が凍った流氷の流れる川や、樹氷や、荒涼とした雪の山林を抜けての旅路は、窓ガラスを拭き拭きの車外の景色の鑑賞であったが全く飽きなかった。この路線は来年4月に廃線になるということで、東京からの鉄道マニアが2-3人乗っており、駅に止まるたびに飛び降りて、しきりにビデオ撮影やカメラ撮影をしていた。

 帯広では帯広畜産大学で仕事を終えて、十勝帯広空港では3時間半の有り余るJAL最終便までの待ち時間を、土産物屋を丹念に冷やかすのに費やした。 実は最近、「大学の地域貢献」の必要性が叫ばれている折から、何か北海道の大学と企業との産学地域連携研究の成果が商品化されているものがあるのだろうかと、精査したのである。どの空港でも土産物店はその地方の産物のショウ・ウインドウであるので、最近は時間があればトクと空港の土産物店を見学してくることにしている。十勝帯広空港では残念ながら産学連携の成果らしき土産物は一つも見あたらなかった。最終的に、はっか(ミント)油、ラベンダー油、あずき羊羹、昆布羊羹、ジャガイモ羊羹、大正金時羊羹、小豆納豆入十勝横綱羊羹、マリモ茶、ナチュラルチーズ「大地のほっぺ」、ぐみ・ハスカップ、ラベンダー・ハスカップ、ミント・ハスカップ、十勝ワイン・ハスカップ・ゼリーを、また実験用材料として小豆、光黒豆、白花豆、とら豆、大正金時、などの衝動買いをし、これらを宅急便で送った。

  

JAL最終便は、夜空が終始快晴で、上空からみた東京は総資本100兆円(?)の宝石をちりばめた、きらめく夜景であった。小生にとってこの2日間ほど、日本の冬の美しい風景を堪能した事はない。(森敏)

後記:「北海道ちほく高原ふるさと銀河線」は廃止になった。買った豆類からニコチアナミン含量を測定したが、いずれも大豆に勝るものはなかった。

 

秘密

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