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2022-08-18 16:31 | カテゴリ:未分類
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図1。最近のウクライナによる破壊工作。 TBSよりカット。
   
  
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図2.矢印はクリミヤ大橋
  
 
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図3。矢印はクリミヤ大橋
  
  
上記の3つの地図はクリミヤ大橋の位置を順次拡大したものである。
    
下記のAFP通信によると、ついにウクライナ側が、クリミヤ大橋の破壊に照準を定めたようだ。

この全長19キロのクリミヤ大橋は2014年以降にプーチンが建設して、プーチンが先頭車両で開通式で初乗り入れした、クリミヤ半島をロシアが占領地とした象徴的な橋だ。
 
現在クリミヤ半島はロシア軍の武器の兵站基地として作動しており、ここからやりたい放題にウクライナに向けて長距離砲弾を撃ち込んで、軍事施設ばかりでなく積極的に民間施設を壊滅状態にしている。
 
そのクリミヤ半島の兵站基地に運ばれる軍用車両やロケット砲はこのクリミヤ大橋を経由して、ロシア側の本土から絶え間なく輸送されている。地政学的に見てここが唯一の陸路といってよいようだ。
  
だからこの橋を陥落させることは、ウクライナ軍の悲願であるはずだ。
  
これまでは、クリミヤ半島への砲撃は、ウクライナ軍が持っている長距離砲弾が届かないことと、クリミヤ半島を攻撃すればNATO欧州戦争に発展する(あるいは場合によってはロシアが戦術核兵器を使う)というメドベージェフの脅し、などから、ウクライナは積極的に破壊工作に出ていけなかった。
    
しかし直近のウクライナ軍の長距離ロケット砲や現地パルチザンによるクリミヤ半島でのロシア軍の軍用施設やインフラへの破壊工作は実に活発化している。(図1参照)。
     
挙句の果て、本日のウクライナ高官によるクリミヤ大橋破壊の予告は極めて刺激的である。
  
幸いというか、つい先日ジョイグ国防相は「軍事的な観点から見れば、目的を達成するためにウクライナで核兵器を使用する必要性はない」と述べている。
   
クリミヤ半島までウクライナ領土の目標を拡大したゼレンスキー大統領の構想は、世界の軍事専門家の想像を超えているようだ。
 
近い将来クリミヤ大橋が破壊されることは、明白だと思われる。
 
そうなれば戦争はさらに長期戦になるかもしれないが、ロシア軍は完全に守勢に立つことになり戦況は逆転するだろう。
  
  
 
ウクライナ高官、クリミア橋の「解体」呼び掛けAFPBB News2022/08/18 01:38

【AFP=時事】ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領府顧問は17日、ロシアが2014年に併合した南部クリミア半島と同国本土を結ぶクリミア橋を「解体」するよう呼び掛けた。
 ケルチ海峡を渡る全長19キロのクリミア橋は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の命令で建設され、18年に開通。同国にとって、クリミア半島への軍民両用の主要輸送路となっている。
 ポドリャク氏はツイッターへの投稿で、橋は「違法建築物」であり、「解体されなければいけない」と主張。その方法については「自発的かどうかは重要ではない」とし、橋がウクライナ軍の攻撃目標になる可能性を示唆した。
 クリミア半島では最近、ロシア軍施設での爆発が相次いでおり、ウクライナ軍による攻撃とみられている。(c)AFP

  
  
(森敏)
追記1.
ロシア軍、クリミアから戦闘機24機など撤収…軍用飛行場の爆発受け
読売新聞  2022/08/18 13:19
 【キーウ=笹子美奈子】ウクライナ国防省情報総局は17日、ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミアの軍用飛行場から、少なくとも戦闘機24機とヘリコプター14機を撤収したとSNSに投稿した。軍用飛行場などで起きた爆発を受けた措置だという。
 爆発は、今月9日にサキ軍用飛行場で、16日には北部の弾薬保管場で、それぞれ発生した。ロシア軍は爆発で軍用機9機を失ったとみられ、さらなる損失を防ぐため、戦闘機などの撤収を決めた模様だ。爆発の原因は明らかになっていないが、ウクライナ大統領府顧問はウクライナ側の関与を示唆し、露軍の関連施設での爆発は続くとの認識を示している。米CNNもウクライナ側の関与があったと報じた。CNNが入手したウクライナ政府の報告書によると、9日の爆発は手応えがあったが、露軍にとっては一時的な損失にとどまったとの見方が示されているという。
 ロシア通信は17日、露軍の黒海艦隊に新任の司令官が着任したと伝えた。軍関係者には伝えられたが、公表はされていないという。前任の司令官は、4月に海軍旗艦の大型巡洋艦「モスクワ」が黒海沖で多数の死傷者を出して沈没した後、更迭されていた。
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追記2:本日(8月20日)に入手した Newsweek誌 の記事では、クリミヤ半島の新ロシア派住民がこのクリミヤ大橋を通って続々とロシア側」本国に避難を始めているとのことである。やっと実感として戦争がわが身に降りかかってきたわけである。

追記3:クリミヤのタタール人のパルチザン活動がますます活発化か?
【キーウ共同】ロシアが2014年に強制編入したウクライナ南部クリミア半島にあるロシア黒海艦隊の司令部で20日朝、爆発があった。先住民族クリミア・タタール人の自治組織「メジリス」のチュバロフ議長がフェイスブックで明らかにした。
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