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2022-08-05 12:16 | カテゴリ:未分類
世界が危惧してきたように、無知で非常識極まりないロシア軍によって占拠されているウクライナのサポリッジャ原発が、制御不能の暴発の危機にさらされている。
 
これはウクライナとロシアだけでない人類存亡の危機だ。
 
国連やIAEAだけではなく、ウクライナとロシアがテーブルについて、危機の打開を図る必要に迫られている。
食料危機でウクライナからの小麦の輸出以上に、人類に与える影響は計り知れない。
 
サポリッジャ原発が制御不能であるので、いずれ暴発すれば狂犬プーチンのいるモスクワも、風向きや降雨によって放射能雲プルームに襲われる可能性大である。
  
ウクライナとロシアの小麦や肥沃なチェリノーゼム土壌も放射能汚染で全滅となるだろう。


以下全文転載です。


ウクライナ南東部の原発は「完全に制御不能」=IAEA
BBC News 2022/08/04 16:00
AP通信によると、グロッシ事務局長はサポリッジャ原発で点検と修繕を行う必要があると述べた。
「いかなる原子力施設でも決して起きてはならない事が存在する」と、グロッシ氏は述べた。
ウクライナ南東部にある欧州最大のザポリッジャ原発は、ロシアとウクライナの戦闘が起きている場所から近く、危険な状態にある。
アントニー・ブリンケン米国務長官は今週初め、ロシアが同原発を、ウクライナ軍への攻撃拠点として利用していると非難した。
ウクライナ当局は、ロシアがウクライナ南部のドニプロ川沿いにある原発の敷地内に軍隊を駐留させ、軍用機器を保管しているとしている。
しかし、ロシアに任命された同地域の当局者はロイター通信に対し、ウクライナ軍が西側諸国から供給された武器を使って原発を攻撃していると語った。
ザポリッジャ州のロシア占領地を統括するエフゲニー・バリツキー氏は、ウクライナ軍の攻撃からロシア軍がいかに原子力施設を守っているかをIAEAに示す用意があると述べた。
「非常に脆弱な状況」
サポリッジャ原発では3月、ロシア軍の砲撃を受けて火災が発生し、国際的な批判が沸き起こった。鎮火後にロシア軍は原発を制圧した。
現在もロシアの支配下でウクライナ人スタッフが原発の稼働を続けている。
米ニューヨークの国連本部で開かれた記者会見で、グロッシ氏は、「非常に脆弱(ぜいじゃく)な状況にある。原子力の安全に関するあらゆる原則が何らかの方法で破られ、それが続くことを我々は許すことはできない」と述べた。
グロッシ氏は、原発に送る視察団をできるだけ早急に結成しようとしているが、戦闘地域を訪問するリスクを考慮すると、国連の承認だけでなくウクライナ側とロシア側の同意も必要だとした。
ウクライナの原子力発電公社は6月、IAEA視察団が訪問すれば原発におけるロシアの存在を正当化することになるとして、IAEAを招かないとした。
調査必要な核物質
グロッシ氏はAP通信に対し、IAEAとサポリッジャ原発のスタッフとの連絡は「途切れ途切れ」の状態で、機器などのサプライチェーンは寸断されていると説明。調査が必要な核物質が大量にあることも明かした。
「この戦争が激化する中、何もせずにいるというのは容認できない」とグロッシ氏は述べた。「ザポリッジャ原子力発電所で事故が起きたら、天災のせいにはできない。対応するのは我々のみだ。みんなのサポートが必要だ」
ロシアが原発を「核の盾」として利用していると非難するブリンケン米国務長官は、「当然、原発が絡む恐ろしい事故が起きないよう、ウクライナ側は反撃できずにいる」と述べた。
ウクライナでは1986年、北部チョルノービリ原子力発電所の原子炉が爆発し、世界最悪の原発事故が発生した。
ロシア軍は2月24日の侵攻開始から間もなくチョルノービリ原発も占拠したものの、5週間後に撤退した。敷地内のコンピューターは略奪されたり、破損されたりしたが、廃炉作業が進む原発の設備自体に被害はなかった。



付記:
朝日新聞が半ページを使って「ロシア原発を軍事基地化」という報道をしている。その中で米紙ウオールストリートジャーナル紙を引用し、「ザポリージャ原発には500人以上のロシア兵と重砲が展開し、原子炉の冷却に使う貯水池のそばに地雷も仕掛けている。ブリンケン米国務長官は今日1日、ロシアが同原発の一帯からウクライナ軍を攻撃していると指摘。ウクライナが反撃できないことを利用し、同原発を『核の盾』に使っていると非難した。」


追記1:
実にきわどい事態が進行している!
原発攻撃で原子炉停止 ロシアとウクライナ、互いを非難
AFPBB News 2022/08/06 04:48
【AFP=時事】ウクライナ南東部でロシア軍に占拠されている欧州最大のザポリージャ原子力発電所が5日、攻撃を受け、原子炉1基が停止した。ウクライナとロシアはいずれも、相手側による攻撃だと非難している。
 ザポリージャ原発は、ロシア軍がウクライナ侵攻の初期に占拠していた。ウクライナ政府は、ロシア軍が原発内に重火器を保管していると非難。一方のロシア政府は、ウクライナ軍が原発を攻撃していると批判してきた。
 ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは、原子炉がある建物の近くで3回の攻撃があったと説明。「水素漏れや、放射性物質飛散の恐れがあり、火災の危険性が高い」とした。死傷者への言及はなかった。
 同社によると、ロシア国営原子力企業ロスアトムの職員は攻撃前に原発から避難。攻撃により電力ケーブルが破損し、原子炉1基が停止した。ウクライナ外務省は、稼働中の原子炉への攻撃は「原子力爆弾の使用と同等の結果」をもたらす恐れがあると批判した。
 一方、ロシア国防省は、ウクライナ側の主張を否定。ウクライナ部隊がザポリージャ原発と同原発のあるエネルゴダル市に対し3回の砲撃を行ったとし、ウォロディミル・ゼレンスキー政権の「核テロ行為」を非難するよう国際機関に要請した。


追記2:以下、報道がかなり錯綜している。危険な情報戦が続いている。
欧州最大級・ザポリージャ原発に新たな砲撃…核の大惨事回避「奇跡は永遠には続かない」
読売新聞2022/08/08 00:51
 ウクライナの国営原子力企業「エネルゴアトム」は7日、ロシア軍が占拠する南部ザポリージャ原子力発電所に6日夜、露軍が砲撃し、使用済み核燃料の貯蔵施設付近に着弾したと発表した。ロシア通信によると、地元の親露派勢力は7日、ウクライナ軍がロケット弾で原発を攻撃したと主張した。原発には5日も2度にわたり砲撃があったばかりで、欧州最大規模の原発を巡る緊張が高まっている。
 エネルゴアトムによると、6日夜の砲撃で、放射性物質を監視するセンサー3基が損傷した。貯蔵施設には使用済み核燃料を収容する174の容器が置かれていた。エネルゴアトムは、センサーの損傷で「異常の迅速な発見と対応は不可能になった」と説明し、「核の大惨事は奇跡的に回避できたが、奇跡は永遠には続かない」とも強調した。砲撃の影響は約800平方メートルに及び、作業員1人が負傷したという。
 原発を占拠している約500人の露軍兵士や露側の原子力企業関係者は事前にシェルターに退避していたとしている。
 一方、地元の親露派勢力は、ウクライナの部隊が多連装ロケットシステムで使用済み核燃料施の貯蔵エリアを攻撃したと主張している。
 5日の砲撃でも、ウクライナとロシアが互いに相手の攻撃だと非難していた。
 露軍は原発に重火器を持ち込むなどして軍事拠点化を進めている。

秘密

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