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2022-04-18 19:49 | カテゴリ:未分類
Forbes誌の山崎ロイなる人物が

ウクライナ侵攻で機密情報を拡散する「ゴースト」たちの目的
  
https://forbesjapan.com/articles/detail/46530/2/1/1
  
というタイトルで長文のエッセイを記している。現下のロシアによるウクライナ侵攻での「インテリジェンス戦」の一つである「心理戦」について語っている。その中で以下の文章がある。
   
・・・・・・・今回のウクライナ侵攻でも、メディアでコメントを発する識者の情報レベルは痛々しいほど独自性がなく、インテリジェンスを語る有識者たちは、相変わらず誰もが聞いたことがある欧米のシンクタンクや有料データソース、外部コンサル、大手弁護士事務所、海外ニュースなどを情報源としており、「ゴースト」の存在すら知らずに握らされた情報を連呼している。・・・・・・
   
  この評価は実にうがっていると思う。テレビで頻繁に出て来る自衛隊のOBや現役の連中は一体自衛隊独自の情報をどれだけ持っているのだろうか? きちんと衛星写真などの画像を逐一入手して分析しているのだろうか? ロシアやウクライナとスパイ的な人脈があって時々刻々の現地情報をきちんと把握しているのだろうか? 
  
  テレビでも当初から大学人も頻繁に登場するが、彼らが話していることは、とても独自の個人的な人脈からの情報を有しているとは思えない内容だ。素人の我々でも誰でも知っていることからしかウクライナ戦争の「戦況の予想」を組み立てられていないと思う。
 
  現代において、こんなとてつもない狂犬プーチンという怪物が出てきて、世界を巻き込む本格的な戦争をやるとはだれも思っていなかっただろうから、自衛隊はいざ知らず、ロシアの文学・歴史・社会・経済の研究家たちは、実にのんびりと学問をやっていたのではないだろうか? 誰がこのような狂犬がソ連邦崩壊後に合法的に登場してくることを予想していたであろうか? 誰が真剣に警鐘を鳴らしていただろうか?

  戦争が実際に起こって世界を巻き込んでいる。どんな専門分野の人間でも、心理的にかつ実務的にも安閑としてはおれなくなっている。ざわついている。何しろ我々は狂犬プーチンに「核戦争」で恫喝されているのだから。

  カオスである。

  心理戦を含めた情報戦で狂犬プーチンを政権から如何にして引きずりおろすかが世界政治の渦中の喫緊の課題である。

  つくづく「第二次世界大戦後の社会科学の発展って何だったんだろう」と無力感に陥る。

 

  
(森敏)
付記:ここで赤字で示した「ゴースト」なる言葉の意味については、文中に掲載しているネットをお読みください。
秘密

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