fc2ブログ
2022-04-01 08:36 | カテゴリ:未分類
   チェルノブイリで当然のことが起こっているようだ。チェルノブイリに1カ月も塹壕を掘ってそこに残留していたロシア軍兵士は、表層土壌に集積した強烈な放射能(いまだに高いところでは数ミリシーベルトはあるはず)に外部照射され、かつ防塵マスクをしていなければ土壌微粒子を経口や呼吸器体内摂取しただろう。全員がまず白内障を発症し、次に下痢などの消化器症状で苦しんでいるだろう。これから悲惨な症状が現れるだろう。予備役の前線兵士が放射能教育を事前に受けていたとは全く考えにくい。軍内で反乱がおこっても全くおかしくない。
 
   今やロシア軍の前線兵士が上官に向かって銃を向けるべき時が来ただけなのだ。
  
  トモダチ作戦で太平洋上でアメリカのドナルドレーガン空母の甲板で、福島第一原発からのプルーム(放射能雲)で一週間以上直接被曝した水兵と同じく、ロシア軍兵士たちも近い将来各種の「癌」などの後遺症でさんざん苦しむことになるだろう。

  
   
  
ロシア軍、チェルノブイリ原発から撤退 ウクライナ原子力企業が発表
2022.04.01:ウクライナ・リビウ(CNN)

ウクライナの原子力発電所を監督する国営企業、エネルゴアトムは31日、ロシア軍がチェルノブイリ原発と周辺施設から撤退したと明らかにした。エネルゴアトムはテレグラムで発表した声明で、「チェルノブイリ原発と立ち入り禁止区域内の他の施設を奪取した占領者」が2列の隊列でウクライナとベラルーシの国境に向かったことが確認されたと述べた。
チェルノブイリ原発では1986年4月26日に原子炉4号機で爆発が発生し、直後に30人が死亡。その後、大勢の人が放射線症状のため亡くなった。
同原発と周辺地域は今年2月下旬、ウクライナでの戦争の最初の週にロシア軍の手に落ちていた。
エネルゴアトムによると、ロシア軍は3月31日、同原発から撤退してウクライナ側の人員に管理を委ねる意向を明らかにした。
エネルゴアトムはまた、ロシア国家親衛隊とロシア国営原子力企業ロスアトムの代理人、およびチェルノブイリ原発のシフト管理者が署名したとされる正式書簡の写しも投稿した。
テレグラムに投稿されたエネルゴアトムの声明によると、同原発にはまだ少数のロシア人が残っている。
エネルゴアトムはさらに、「ロシア人が立ち入り区域内で最も汚染された『赤い森』に要塞(ようさい)や塹壕を築いていたとの情報も確認された」「従って、占領者が大量の放射線を浴び、病気の最初の兆候にパニックになったのは驚きではない。それは非常にすぐ表れた。その結果、軍内部で暴動のようなものが発生した」などとしている。
CNNは現時点でこれらの主張を検証できていない。
米国防総省高官は31日、記者団に対し、米国もロシア軍がチェルノブイリやキエフ北郊と北西郊から撤退するのを目撃していると明らかにした。



チェルノブイリ原発、ウクライナ管理下に

日経新聞
【パリ=白石透冴、ウィーン=細川倫太郎】国際原子力機関(IAEA)は3月31日、ウクライナ当局からの報告として、北部のチェルノブイリ原子力発電所を制圧していたロシア軍が原発の管理をウクライナ側に移したことを明らかにした。ウクライナ内務省は同日、ロシア軍との主戦場が東部に移ってきているとの認識を示した。ロイター通信が伝えた。

IAEAによるとチェルノブイリ原発を制圧していたロシア軍はベラルーシに向け移動した。ウクライナ当局は一部の部隊はまだ残っていると報告したが、こちらも撤退の準備を進めているとみている。米ブルームバーク通信によると、ウクライナ当局は、ロシア軍が同原発周辺の塹壕(ざんごう)を掘って被曝(ひばく)したとも発表した。


IAEAのグロッシ事務局長は数日以内に支援チームを同原発に派遣するため、ウクライナ当局と緊密に協議していると述べた。ウクライナを訪問していた同氏は3月31日、ロシアの飛び地領カリーニングラードに到着した。4月1日にロシア高官と会談する。軍事行動への懸念を伝達し、原発の安全確保の徹底を呼びかけるとみられる。


(森敏)
追記1:ついにロシア兵の脱走が始まったようだ。大義なき戦いに駆り出されて殺されてはかなわんよね。


https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000250176.html


追記2:チェリノブイリ原発はお荷物だから撤退した?
    
 ウクライナの原子力企業「エネルゴアトム」のトップ、ペトロ・コティン総裁代理が1日、オンラインで朝日新聞の取材に応じ、ロシア軍が原発を次々と占拠したのは、ウクライナの経済的利益の搾取が目的との見方を示した。旧ソ連のチェルノブイリ原発からの撤退については「自分たちにとって、何の利益にもならないのがわかったということだ」と語った。

 ロシア軍は、侵攻初日の2月24日にチェルノブイリ原発を、3月4日には中南部にある欧州最大級のザポリージャ原発を占拠し、管理下に置いた。
 ロシア軍がウクライナ各地の原発や核施設を攻撃し、制圧した理由について、コティン氏は「ウクライナの重要なインフラ、工場などを破壊したり、我が物にしたりすることが目的で、原発もその一環だろう」と述べた。
 コティン氏によると、ロシア軍は3月31日朝、チェルノブイリ原発から撤退を開始。同原発の従業員らが住むスラブティッチからも引き揚げ始めたという。
 コティン氏は閉鎖中のチェルノブイリ原発について「放射性物質以外に何もない。これらを持ち出して世界中にまき散らす『汚い爆弾』に使う以外に、彼らには何の利益もない」と話した。占拠された当初から、この点を主張していたにもかわらず、ロシア側には受け入れてもらえなかったという。
 同原発周辺の地下には、1986年の事故当時のがれきや資材などが埋められている。ロシア軍は地下の内容物や放射線レベルを調べないまま、何らかの設備をつくろうとし、土を掘り返したという。
 コティン氏は「確証はない」としながらも、「兵士が高いレベルの放射線を浴びた可能性がある。この結果を受け入れられなかったことも、彼らが離れた理由かもしれない」と述べた。(朝日新聞デジタル2022.0402。21:00)



追記3:
素手で放射性物質 ロシア兵 チェリノブイリで相当の被曝か
22/04/11 19:18
ウクライナのチェルノブイリ原発で立ち入り制限区域を管理する当局は10日、撤退したロシア軍が原発の研究施設に保管していた放射性物質を持ち去ったとフェイスブックで発表した。露軍の撤退後に原発周辺に入った欧米メディアの報道では、放射性物資を素手で触るなど、ロシア兵たちの無謀な行動が次々と明るみに出ている。
 「危険だからやめるように言ったが、無視された」。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は8日に掲載したチェルノブイリ原発の現地ルポで、安全管理担当者の話を伝えた。同紙によれば、ロシア軍は1986年に起きた原発事故で汚染された地域で、身の安全への注意を払わず、ブルドーザーなどを使ってざんごうを掘り、敷地内を移動した。露軍にはNBC(核・生物・化学)戦に対応した部隊の人員が含まれ、ロシアの原子力企業ロスアトムの専門家も敷地を訪れた。しかし、あるロシア兵は廃棄物貯蔵施設で放射性物質を素手で拾い、数秒でガイガーカウンター(放射線測定器)の測定値の上限を超えたという。
 原発内部に入った米CNNは9日、ロシア兵が生活していた部屋では他の場所よりも放射線量が高かったと報じた。汚染地域に出入りしたロシア兵の靴に付着した放射性物質が影響したとのウクライナ当局の見方を伝えている。
 露軍はウクライナ侵攻初日の2月24日にチェルノブイリ原発を掌握した。ウクライナ側の発表によると、3月9日からほぼ3日にわたって外部からの電力供給が途絶え、プールで冷却されている使用済み核燃料への影響が懸念された。原発で人質となった技術者などの職員は交代なしで安全管理の作業を継続した。対応に当たった職員の男性は、英BBC放送に「人類にとって悲劇となるのが怖かった」と語った。この男性は、非常用の発電機を動かすためにロシア軍から燃料を盗んで対処したという。
 国際原子力機関(IAEA)によると、チェルノブイリ原発の管理は3月31日にウクライナ側に引き渡された。4月10日には、3週間ぶりに職員の交代が実現したとウクライナ当局から報告を受けた。一方、原発の近くを流れる川に架かる橋が破壊され、施設へ向かう職員は船で移動する必要があるなど、「正常とはほど遠い状態」(グロッシ事務局長)だとしている。機器や通信回線の一部が破壊され、放射線監視データの自動送信ができない状況が続いているという。
 原発周辺を訪れたウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は8日、フェイスブックで「ロシア兵の無知は甚だしい」と述べ、露軍の兵士たちが相当量の被ばくをしたと示唆した。IAEAは「独立した放射線評価にはIAEAの専門家による調査が必要だ」と指摘しており、ウクライナ側と協議して近く現地調査をする意向を示している。【八田浩輔】


追記4: やっとIAEAがチェリのブイリ原発への派遣に乗り出した。
 
IAEA,チェルノのブイリ原発に技術者派遣へ 核監視システム修理
朝日新聞社 2022/o4/23 o8:28
国際原子力機関(IAEA)は22日、一時、ロシア軍の管理下に置かれたウクライナのチェルノブイリ原発に技術者らを派遣すると発表した。IAEAへのデータ送信が途絶えている核物質の監視システムの修理にあたるほか、構内の放射線の状況などを調べるという。
 IAEAの訪問は26日からの予定で、グロッシ事務局長も現地入りする。放射線のモニタリングや検知のための機器、作業員らの防護具なども届ける。グロッシ氏は「チェルノブイリ原発の通常の管理、運営態勢の回復をはかるウクライナ当局を支えるとともに、安全の確保につなげる」と説明している。
 チェルノブイリ原発は、ウクライナへの軍事侵攻が始まった2月24日に制圧され、ロシア軍が撤収する3月末までコントロール下に置かれた。外部電源の供給が一時途絶えたほか、原発側とウクライナ当局との間で直接の通話ができなくなったり、数週間にわたって作業員が「泊まり込み状態」で働かざるを得ない状況に追い込まれたりした。(パリ=青田秀樹)

秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/2714-96c30fea