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2021-01-31 04:00 | カテゴリ:未分類

   この本は20201028日に発刊されたものであるが、文京区の図書館からやっと貸出しの順番が回ってきて、1週間かかって読み終わったところである。翻訳が固く少し読みづらかったことは否めない。

 

2020125日から331日までの上海から武漢に上海共産党の勧めで派遣されて、勇躍逆行(あえて人が行きたがらない戦場に向かうこと、という意味らしい)入りした中国共産党員である女医査ケイ芳さんの奮闘の日記である。

 

読み終わってなんとなく複雑な気持ちをぬぐい切れないでいる。文字では彼女の奮闘の記録が伝わらないのだ。医療に必要な技術の詳細が書かれていないし、周りがいい人ばかりに描かれているし。

 

査けい芳さんは未知のコロナウイルスにやられた重症患者を最初に受け入れた金銀病院に仲間とともに支援に入ったあと、様々な危険な体験(防護服やマスクのことが頻繁に出てくる)をして、患者を救ったり、残念ながら死亡させたりした野戦病院的な修羅場の雰囲気での中での滅私奉公を語っている。

 

日記の形式になってはいるが、ウイチヤットでの音声記録を後で書き下ろしたものを、共産党上層部に見せて修正を加えて、世の中に公開されたものと思われる。そうでなければ激務の毎日にこんな長編の文章を書きおろせるはずがない。相当、彼女自身や共産党上層部によって添削されていると思われる。

 

文章のところどころに共産党員の集会や新しい党員の入党式などが書かれていて、この点は全く知らなかったので小生には新鮮だった。

 

随所に毛沢東や習近平や有名な過去の中国の文人の格言みたいな言葉がでてくるので、これらは中国共産党員の常識であり、彼らの精神の存立基盤であることがよくわかる。

 

日本でも重症患者を担当している病院では、医師たちは彼女と同じすざまじい医療業務体験をしているはずであるが、その現場の医師たちが奮闘している映像記録があまり開示されていない。なので、われわれ日本国民は、中共コロナは強いインフルエンザぐらいだろう、と思って、医師たちに対する同情が薄かったのではないだろうか。その結果、日本でも医療崩壊が始まって、結局受診入院できずに在宅自粛死が始まっている。

 

重症患者の医療現場のすざまじさをもっともっと可視化する必要があると、この本を読んで、改めて思ったことである。
  
  映像を撮るカメラマンがECMOなどの操作されている患者の病室に入れないのが最大のネックになっているのだろうが、そこは何とか工夫して、苦闘する患者や奮闘する医師や看護師のすがたを、もっともっと可視化するべきだと思う。

 

現在WHOの調査団が武漢入りして中共ウイルス発症の起源に関する調査を行っているらしい。一番最初にこの金銀病院に入ったということである。要注目!である。

 

 

(森敏)
追記:WHOの調査団は、やっと当初中共側が発生源と主張していた「海鮮市場」の調査に入れたようだ。すでにきれいに全店が閉鎖されていて、徹底的に消毒されている現場には、証拠が残されているはずがない。 中国側主導のスケジュールで調査団は行動させられているようで、マスコミと調査団との遮断が激しいみたいだ。黒ずくめの私服警察が、徹底的に両者の接触を妨害している。何を隠蔽したがっているのかね??? 調査団内部での議論が全く伝わってこない。

秘密

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