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2021-01-28 15:20 | カテゴリ:未分類

     日本人の約一割が認知症か認知症予備軍だということである。過去30年以上にわたって大金が投じられて、世界で薬が開発されてきたが、残念ながらいまだに特効薬はないらしい。
         

     散歩がてら本屋をのぞいていたら、

「マンガ認知症」 ニコ・ニコルソン/佐藤眞一(ちくま新書)

が、平積みされていた。手に取ってみると、この本は臨床心理士(佐藤眞一)による実践的な認知症対策が、実に魅力的な体験マンガ(ニコ・ニコルソンさんによる)で解説されていたので驚いた。ぐんぐん引き込まれて、ついに買ってしまった。

  

     内容は以下の項目である。

・認知症って何ですか?

・「お金を盗られた」「強盗にあった」というのはなぜ?

・同じことを何度も聞いてくるのはなぜ?

・何度注意してもお米を大量に炊いてしまうのはなぜ?

・突然怒りだすのはどうして?

・高齢者の車の事故はなぜ起きるの?

・介護者につきまとうのはどうして?

・家にいるのに「帰りたい」というのはなぜ?

・これってもしかして「徘徊」ですか?

・排泄を失敗してしまうのはなぜ?

・介護に疲れ果てました。どうしたらいいですか?

・なんでお尻を触るんですかコラー!!

     

     小生も母方が認知症系統らしかったので、本当に身につまされて一気に読んだ。認知症患者がなぜそういう行動をとるのかが心理分析で詳しく書かれていて、実にためになった。まだまだ未解明な分野もあることも分かったが、「臨床心理学」なる分野の進歩を改めて実感させられた。
  
  「器質的な障害には薬で矯正できなければ手の打ちようがない」というあきらめに近い素人的な先入観を打ち壊された。
   
(森敏)


 付記:以下に、「放射線像」の YouTubeを継続発信しております。ご笑覧ください。

 https://www.youtube.com/channel/UCoxOKSbRGkZSNR7no2-7U9g

 

秘密

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