2008-09-08 07:22 | カテゴリ:未分類

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新幹線の車内販売サンドイッチの箱の小さなラベルの拡大写真

 

 

最終列車のサンドイッチ

 

岡山から東京行きの最終列車「のぞみ号」に乗った。この列車は博多発であった。岡山駅で穴子弁当を買って車内で食べたのだが猛暑下の田んぼでの作業の後であったので、これだけではまだ腹が決まらない感じがした。そこで、車内販売が来たのでサンドイッチを買った。パンが少しパサついているのでつくって時間が経っている気がしたが、冷たい紅茶と一緒に飲み込んだ。食べ終わって気がついたのだが、さきほどの売り子は確か「出来るだけお早めに召し上がりください」と言っていたなあ。あまりそんなことばを売り子から聞いたことがなかったので、もしや? と思って容器の裏側にあるラベルを点検した。

 

  製造年月日 08.9.3   消費期限08.9.4  消費時刻1

とある。 この消費時刻とは多分午前1時のことだろう。いまは9月3日午後8時頃であったので。消費時刻まであと数時間もなかったわけである。大腸菌のように30分ごとに二倍にサンドイッチのなかの病原菌が増殖すると仮定すると午前1時には現在の64倍の総菌数になっているはずである。

 

そういうことを気にしていると、ふと昔の記憶がよみがえってきた。

 

むかし、夏にルイ・パスツール大学のアブダラ教授と金沢駅から北陸線の東京行き最終便の特急(名前は忘れた)に乗った。急いでいたのだがアブダラ教授は駅で乗車間際に自販機で大好物のアサヒスーパードライの大缶4本を買った。駅では弁当を買う時間がなかったので、列車が発車してから別の車両の車内売店に出かけた。棚にはもうサンドイッチ弁当4個しか残っていなかったのでそれを全部買って、教授といっしょにだらだらと時間をかけて食べた。たしか、あの売店のある車両は冷房していなかったと思う。

 

翌日、小生は早朝から強烈な下痢便で憔悴しきって、大学に出かけた。「何も体調に異常はなかったですか?」とアブダラ教授に聞くと「なんの話だ?」ということで、彼は何も異常はなかったようでぴんぴんしていた。同じサンドイッチを食べても、彼は大丈夫だったということは、

     彼が4本もの缶ビールを飲んで胃の中をアルコール消毒したためサンドイッチの病原菌が死んだのか

     彼が120キロぐらいの大柄(小生は72キロ)なので、サンドイッチに含まれている病原菌の毒素が発病に至る量に達していなかったか

のいずれかであったのだろうと、勝手に納得した。

 

いずれにせよ、長距離列車の最終便の車内弁当やサンドイッチは確実に菌が増殖しているので警戒した方がいいだろう。

 

それにしても、よく見ると写真にあるように、このサンドイッチは50種類もの成分が入っている。保存料にはグリシン、ソルビン酸、リン酸Na、ポリジンが入っている。グリシンが保存料とはこれいかに? またポリジンなるものは学生の頃の今は無き桜井芳人先生の食品化学の授業では食品添加物の名前としては聞いたことがない。しかし今ではいろいろな食品に入っているようである。新製品なのだろうか? ネットで検索しても化学構造式がよく分からない。

 

(森敏)

 

 

秘密

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