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2019-09-03 06:24 | カテゴリ:未分類

  今回は一見釈然としないオートラジオグラフをお見せします。
     
  2018年10月秋に、空間線量毎時2.9マイクロシーベルトの浪江町の民家の道路脇で、がっしりと根付いている菊を根ごとスコップで引き抜いてきた(図1には葉の陰に隠れて見えないが、数個の花がある)。なぜか背丈が低い。根に付着した土壌をできるだけふるって、新聞紙に挟んで圧着して、1週間毎日新聞紙を取り替えて、その都度また土壌をふるうのだが、完全には土壌は取り切れない。仕方がないのでそのままオートラジオグラフを撮像した。そのあといつもよりも細かく組織を解体して、各部位の放射能を測定した。


   

  葉の放射能濃度は<細根+付着土壌>の放射能濃度のわずかに1.2%である。2018年秋の時点で、この地点では、キクの放射性セシウムのほとんどが根と土壌にとどまっており、地上部には移行されていないように見える。


   

スライド1


 図1.細根が切れるので、これ以上土壌をふるい落としできない。右下の根際に小さな分蕨の新芽がある。図2のオートラジオグラフによると、頂点に花が4つあることがわかる。ガイガーカウンターで大まかに植物体表面をなぞると、葉が94cpm、根が1500cpmであった。



 


 
スライド2 

図2.地上部のあちこちの斑点は放射能汚染土ほこりなどによる外部汚染。細根は土壌付着で強烈な放射能汚染。ハレーションを起こしている。

 


 


スライド3 

図3.細根に付着した土壌からの放射能が根よりもはるかに強すぎて、太根がX線写真で見るように、骨のように陰になって写っている。
 



 

   
 
表1.キクの部位別放射能


根付き菊ppt 







  
(森敏)
秘密

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