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2019-06-27 09:10 | カテゴリ:未分類

   以前にも記したが、避難困難区域では、調査中に、尿意をもよおしても、トイレがないので、男性は林内に分け入って、放尿することになる。

 

  尾籠(びろう)な話だが、ある時林内放射線量毎時数マイクロシーベルト下で、ゆっくりと放尿していると、目線の先に70センチぐらいの高さの紫黒色のシダがきれいに左右の葉がきれいに折りたたまれて、1本だけ立っているのを見つけた。葉先が尖って硬くて痛く、同定できなくて、3年ばかり、放置していたのを最近、若林さん(株ASCOT)によって、イヌガンソクと同定してもらった。押し葉にしていると、葉が真っ黒になった(図1)。
 
スライド1 
図1.イヌガンソクの葉と茎 。両方の葉がきれいに重なって閉じている。
 
 
スライド2 
 図1.図1のオートラジオグラフ。外部被ばくはほとんどないので、シダの根からのセシウム移行であることがわかる。 横に薄く見えているのはサンプルが動かないように支持したセロテープ。(セロテープは薄いが、このセロテープによる放射能の自己吸収が起こっていることがわかる。)
 
スライド3
図3.図2のネガテイブ画像。

 

  ラジオオートグラフ像は鮮明で、まるで鳥の翅のように撮像された(図2、図3)。

 

  放射能はべらぼうに高かった(表1)。

 

  この植物の別名は:おおかぐま、へびがんそく、いぬくさそてつ、おおくさそてつ、いつまでぐさ、 と多彩である(牧野植物図鑑による)
 
    
表1.イヌガンソクの放射能
イヌガンソク1

 
 
(森敏)
秘密

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