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「飯舘村のカエルの放射能汚染」
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2018-01-27 05:44 |
カテゴリ:未分類
ねむの木は木本で、原発事故以降、もうずいぶん日がたっているので、あまり放射能はないのではないかとばかり思っていた。スギやヒノキも、樹皮はともかくとして葉では放射能が確実に減衰してきているからである。
昨年秋に双葉町で、何気なく採取してきたねむの木の葉が、放射能を測ると、意外に高かったのには、また驚いた(図1,図2,図3.表1)。
道端を除染していない双葉町では、すべての街路樹が根から吸収した放射性セシウムによる内部被ばくで、セシウムが生態系の中で循環し始めている。いわんや全く手つかずの森林においておや。

図1.ねむの木の小枝。葉が散りかけている。

図2. 図1のオートラジオグラフ。実に均一に放射能汚染している。外部被ばくはゼロである。

図3.図2のネガテイブ画像
表1.ねむの木の放射能

(森敏)
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