2008-08-14 15:57 | カテゴリ:未分類

朝と昼と夜と

 

北京オリンピックで、北島康介選手が午前11時すぎに行われた200m平泳ぎで優勝したが、自己の持つ世界新記録に及ばなかったことに対して、こう述べている。

 

「優勝できて良かった。記録は狙っていたけど、勝つことが大事」と強調。記録について「もう少し(レースの)時間が後ならチャンスがあったかも」と言いながら、「(会場に)来てくれたみんなの顔が見えるくらい楽しんだ」と笑った。(時事通信社)

 

競技が午後の時間帯であったら体調がもっといいはずだから、もう少し良い記録が出せただろう、ということらしい。

 

一日のうちで、自分の体がよく動く時間帯が何時頃であるかということは、どの運動選手もわかっていることだと思う。われわれ頭脳労働者もそういうことに特に敏感であるので、彼の感想は非常に良く理解できる。であるから、オリンピックの競技が何日の何時から行われるのかということは、選手にとって最大の関心事であり、あらかじめ知らされているはずのその時間帯に体調(バイオリズム)のピークを作り上げる努力は、4年に1度しかないオリンピックの場合は並大抵の事ではないと、想像される。競技が普段の自分の体調ピークの時間帯と異なるときに行われる場合は体調の調整には特に困難を伴うであろう。

 

今回、体操の若手の内村航平(19才)(日体大)が銀メダルをとり、フェンシング男子フルーレ個人の太田雄貴(22才)も銀メダルを取った。小生の勝手な想像だが、彼らのように、若いと言うことは、バイオリズムとか時差とかを勘定に入れないでも(気にしない)でも、競技に打ち込めるということではないだろうか。環境が変わってもすぐに最適な条件に体を <調整:adjust 出来るということではないだろうか。要するに<柔軟:flexibleなのである。すこしずつ年を取るとそれが少しずつ困難になっていくのだと思う。

 

かって岩崎恭子選手は1992バルセロナオリンピックの競泳女子200m平泳ぎで金メダルを獲得した。当時の競泳では史上最年少(146日)の金メダルで、日本選手としての五輪メダル獲得最年少記録でもあった。彼女の場合は“若さ故に”本人が意識すると否とに係わらず、当日のバイオリズムがまさに絶好調の時間帯に競泳競技が行われたのが、大いに幸いしたのではないかと思われる。

 

運動競技はまさに0.01秒を争う世界なので、すこしでも脳が寝ていれば(筋肉への条件反射が遅れると)、それが致命傷になるのだろう。

 

(森敏)

 

 

 

 

秘密

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