WINEPブログ内で「 植物 」を含む記事

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2017-07-29 09:06 | カテゴリ:未分類

  浪江町を車を転がしていると、若い、葉が特徴的な植物が生えていたので採取してきました。 葉の先端部が屹立して、葉が対生で、葉の切れ込み(ノコギリ葉)が荒い感じがあるので、この植物はヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)と同定しました(株式会社アスコットの若林芳樹さんのご協力を得ました)。今回は珍しくも植物の下位が土埃の放射能による汚染がありませんでした。ほとんどが放射性セシウムの経根による内部被ばくです。発芽してここまで成長するまでの短期間にはげしい雨風に見舞われなかったのだと思われます。土壌が放射能汚染されていなかったわけではないことはこの植物体が高い放射能を有していること(表1)から明らかですが、図2、図3の左から2番目の茎の根元が少し土をつけており、強く被爆していることからも明らかです。

    
       

ヒヨドリバナ画像jpeg 


図1.ヒヨドリバナの押し葉。押し葉時に葉が重なるのは避けがたい。 

    
          





ヒヨドリバナ 
 
 
 図2.図1の放射線像。

  
         
       

 
ヒヨドリバナ (2) 
図3.図2のネガテイブ 画像
 
     
      
         
ヒヨドリバナjpeg  

   
      
    
    
 
(森敏)
2017-05-30 05:03 | カテゴリ:未分類

 秋になると、細い茎に多数のちいさな赤い実をつける、タデ類とミズヒキはなかなか判別がつきにくい。そこで専門家に同定をお願いしたら、小生が何気なく道路わきで採取した植物はハナタデのようである(図1)。浪江町のものはやはり種子もきちんと内部被ばくしていることがわかる(図2、図3、表1)。

 
スライド1  

図1.赤い蕾をつけたハナタデ。右上の7つの点々も蕾です。
 


 
 
 
スライド2 
図2.図1のオートラジオグラフ。葉の付け根(節位)とつぼみが強く汚染しているように見える。葉の付け根は通導組織(師管と導管)が複雑に入り組んだ組織だからここで放射能が何十にも重なってIPプレートに感光しているためである。
  
  

    

 
スライド3 


図3.図1のネガテイブ画像

 

 

 
jpeg tsubomi 
 
   
  図4.ハナタデのつぼみ
ハナタデの放射能jpeg 

  
 
表1.ハナタデの各組織の放射能。ここではつぼみでなく種子を測定している。




  

(森敏)

2017-05-20 15:37 | カテゴリ:未分類
   一昨年の秋、いつものように小生は運転手が仮眠する間に次々と道路端の植物をサンプリングしたのだが、地面を這っているカキドオシは全面的に、土ぼこりで放射能汚染していた(図1、図2、図3)。小さな根の部分はほとんどが汚染土壌の放射能と思われる(表1)。 

 
 

 
スライド1 
図1.カキドオシ (浪江町津島地区にて)
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
スライド2 
図2.カキドオシの放射能汚染。 オートラジオグラフ外部被ばくが強い。ツルの先端の新芽は内部被ばくが強そう。
 
 



 
スライド3 
図3. 図2のネガティブ画像 右中央部の濃い部分は分岐根。
 
   
    
 
表1.カキドオシの放射能

カキドオシjpeg 

 
  

(森敏)
 
 



 
 
2017-05-13 08:33 | カテゴリ:未分類

図1は浪江町での林地の明るいところに棲息していたドクダミ群落からのサンプルである。ドクダミは地面に近い被覆性の植物なので、毎年の観察でもどうしても雨風の時の埃の舞い上がりを受けるようだ(図2、図3)。下位の葉の方が外部被曝を今でも受けている。それにしても花びらではないめしべや雄蕊の部分が内部被爆が高いようだ(表1)。ドクダミ茶にするには要注意である。

  


スライド1 
図1.花をつけたドクダミ 一本の植物を途中で切断したもの
 
  
 
スライド2 
図2.図1のオートラジオグラフ 
 
   
 
 
スライド3 
図3.図2のネガティブ画像 
 

          
 
 表1.ドクダミの放射能 (単位:Bq/kg乾物重)
ドクダミの放射能jpeg 
   
  
    
(森敏)
2017-04-21 06:55 | カテゴリ:未分類

先にWINEPブログで、タケニグサに関して論じた。
 
 2016/02/21 : タケニグサ考 (クリックしてください)
 
この時は花がまだ咲いていなかった。最近いろいろな一年生の植物の草花を採取してオートラジオグラフに撮ると、花などの生殖器官他の組織よりも強く汚染している場合が多いことに気づかされている。昨年秋あちこちでタケニグサが抽臺して2メートル以上背丈が高く、非常に目立つので、それを採取してきて、オートラジオグラフに撮った。IP-プレートが長さが40センチしかないので撮像しているのはタケニグサの頂点から40センチの部分である。

 


スライド1 

 図1.開花期のタケニグサ

 
 
  
 
 

スライド2 
 
図2.図1のオートラジオグラフ(ポジテイブ画像)
 
 
 
 
 
  
 
たけにぐさjpeg再度調整  

図3.図2のネガテイブ画像
 

  
 
 
  
 

     表1.タケニグサの部位別放射能値
スライド1  
 

このように、タケニグサは他の植物と比べて生殖器官が特異的に放射能値が高い。
 
  

(森敏)

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