2016-10-04 17:25 | カテゴリ:未分類

【大隅良典さんノーベル医学・生理学賞受賞】快挙に中韓ビックリ 韓国「オタク文化」例に「日本に学ばねば」 中国「どんな秘密があるのか…」大隅良典・東京工業大栄誉教授(71)がノーベル医学・生理学賞を受賞したニュースは、APやロイターなど海外の通信社も速報した。
   

 韓国の聯合ニュースは、自然科学分野で日本人のノーベル賞受賞が相次ぐ背景として、「日本特有の匠(たくみ)の精神」や一つの分野に没頭する「オタク文化」の存在を挙げ、「政策や文化といったさまざまな側面の結晶だといえる」と分析した。韓国ではこの分野で受賞がないことから、「日本の政策に学ばねばならない」という韓国の研究者の意見も伝えた。

 中国では北京紙、新京報(電子版)が大隅氏の受賞を報じた上で、「ここ数年、日本の科学者によるノーベル賞受賞が続出している。どんな秘密があるのだろうか」とした。

 英BBCテレビ(同)は「大隅氏の業績はがんからパーキンソン病にいたるまで、何が病気を悪化させるかを説明する助けになった」と重要性を強調。米CNNテレビ(同)は、「オートファジーの存在は1960年代から認識されていたが、大隅氏が酵母を用いた先駆的な実験を行うまで、仕組みがほとんど解明されていなかった」と伝えた。

    

 
  きわめて専門的になりますが、以下に学士院賞受賞時と京都賞受賞時の大隅良典先生の研究内容と、国際賞受賞時の挨拶、をホームページから転記しておきました。
   

     

日本学士院賞審査要旨(2006)
  

理学博士大隅良典氏の「オートファジーの分子機構と生理機能の研究」に対する賞審査要旨
 

分子生物学では、セントラルドグマ確立以来、遺伝子発現すなわちタンパク質の「合成」のしくみの解明に多くの努力が割かれ、タンパク質の「分解」の問題は、受動的でそれほど大きな生物学的な意味を持たないのではないかと長らく考えられてきた。しかし近年、生命が持つ遺伝子の相当な部分がタンパク質やその複合体の分解に関わっており、分解も、合成に匹敵するほど大切であることが認識されつつある。生命が絶えざる合成と分解のバランスの上に成り立っていることから考えればむしろ当然のことであろう。五〇数年前に細胞内小器官「リソソーム」が発見されて以来、タンパク質の分解はこのコンパートメントの中で行われていると一般的に考えられてきた。しかし現在では、細胞内タンパク質分解は、ユビキチン/プロテアソーム系とリソソーム系の二つに大別することができ、両者が機能分担を行っていることが明確になっている。前者が厳密な識別に基づく選択性の高い分解であるのに対し、後者はむしろ非選択的でバルクな(大量な)分解を担っている。

リソソーム内に分解基質を送る過程は、自己を食すると言う意味の「オートファジー」とよばれる膜現象からなることが示されてきた。しかし様々な困難からその分子機構は全くの謎であった。大隅氏は、酵母細胞が栄養飢餓条件にさらされると、リソソームと相同な分解コンパートメントである「液胞」で大規模なタンパク質分解が誘導されることを顕微鏡観察によって発見した。そして、その後の電子顕微鏡による解析から、これが高等生物で知られていたオートファジーと同一の膜現象であることを証明した。次に、酵母の系の優位性を生かして遺伝学的な解析に取り組み、オートファジーに欠損を持つ多くの変異株を分離し、一四個の関連遺伝子(ATG遺伝子群)を同定することに成功した。その後に発見されたオートファ

ジーに必須の遺伝子が三個のみであることから、大隅氏らの当初の戦略が極めて優れていたことが窺える。大隅氏は、引き続き、ATG遺伝子群のクローニングに着手し、それらがコードするタンパク質(Atgタンパク質群)を同定したが、ほぼ全てが新しい分子で、それらの機能の推定は困難であった。しかし数年の間に大隅研究室ではこれらAtgタンパク質に関する重要な発見がなされた。(1)Atg12がユビキチン様タンパク質で、二つの酵素Atg7Atg10を介してAtg5と共有結合体を形成する。(2)Atg8もユビキチン様タンパク質で、Atg7により活性化された後、Atg3に転移し、膜リン脂質の一つホスファチジルエタノールアミンと結合する。(3)Atg1はタンパク質キナーゼ活性を有し、この活性がオートファジーに必須であること、(4)Atg14は、オートファジーに必要な特異的PI3キナーゼと複合体を形成すること、などである。また、栄養飢餓の関知にTorと呼ばれるキナーゼが関わることも明らかにした(mTORは動物栄養センシングに関連して注目されている)。オートファジーの最大の謎は細胞質の一部やオルガネラ

をまず膜が取り囲んで隔離する膜現象にある。上記の反応系は全てこの過程(オートファゴソーム形成)に関わっている。オートファジーは真核細胞の基本的な機能の一つであり、発見されたATG遺伝子群は酵

母からヒト、高等植物にまで広く保存されていることが明らかとなった。これらの機能解明は、オートファジーの機構解明に留まらず、細胞内の膜動態の分子機構を理解する上でも重要な知見を与えると

期待されている。オートファジーには未だ多くの謎が隠されているが、大隅氏らによるATG遺伝子群の同定を契機として、多くの生物種でオートファジーが確認され、また、タンパク質分解の破綻が様々な病気や老化などにも関わっていることが明らかになってきた。現代の人間社会には資源のリサイクルシステムの構築が求められているが、細胞は自らのタンパク質を分解して必要なタンパク質を合成するという見事

なリサイクルシステムを獲得したものと考えられる。オートファジーの重要性は、今後も、細胞内有害物質の除去機構、細菌感染、抗原提示、老化など様々な形で明らかにされるであろう。このように本研究分野の活性がいっそう高まる中、大隅氏は一貫してオートファジーの分子機構の解明に正面から取り組んでおり、他の追随を全く許さない研究を続けている。また、大隅氏は、Gordon Research Conferenceなど主要な国際会議から基調講演に招かれ、本分野における国際的なリーダーシップを発揮しており、平成一七年には藤原賞を受賞している。

   

  
 

 

京都賞の受賞理由
     

細胞の環境適応システム、オートファジーの分子機構と生理的意義の解明への多大な貢献
     

大隅良典博士は、細胞が栄養環境などに適応して自らタンパク質分解を行うオートファジー(自食作用)に関して、酵母を用いた細胞遺伝学的な研究を進め、世界をリードする成果をあげた。オートファジーは、1960年初頭に、動物細胞内の食胞として知られているリソソーム中に細胞質成分であるミトコンドリアや小胞体が一重膜で囲まれて存在していることから提唱された概念で、細胞内成分や細胞内小器官がリソソームに取り込まれて分解を受ける過程を意味する。その後、多種類の細胞やいくつかの臓器でこの現象が報告されてきたが、オートファジーの分子メカニズムや生理的意義は不明なままであった。大隅博士は、出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeで空胞の機能を研究していたが、1992年、タンパク質分解酵素B欠損株を低栄養培地に曝すことにより空胞中に一重膜で囲まれた細胞内小器官成分が出現すること、即ち、酵母でオートファジーが誘導できることを発見した。同博士は、ついで上記現象を利用して、タンパク質分解抑制と栄養飢餓によってもオートファジーが誘導されない多数の変異株を同定した。博士の酵母におけるオートファジーと変異株の発見は、オートファジーの分子機構解析に道を拓いたものである。これが基盤となり、これまでオートファジーに関係する数十の分子が同定され、これらの機能解析により、飢餓などの刺激に応じて、どのようにして細胞内成分や細胞内小器官を囲む新規の膜構造が形成され、これがリソソームに融合するかの道筋が明らかになりつつある。

酵母におけるオートファジー関連分子の発見は、哺乳類を含む動物細胞でのオートファジー関連分子の同定につながり、これらを利用して、動物におけるオートファジーの多様な生理的意義が多くの研究者により明らかにされた。すなわち、オートファジーが出生に伴う飢餓状態への適応に不可欠であること、オートファジーが神経での異常タンパク質の蓄積を防ぎ神経細胞死を防止するために必要であること、心臓の収縮力を維持するためにオートファジーを伴う代謝回転が不可欠であることなどがある。

大隅博士の貢献は、生体の重要な素過程の細胞自食作用であるオートファジーに関してその分子メカニズムと生理的意義の解明に道を拓いたものとして高く評価されるものである。

以上の理由によって、大隅良典博士に基礎科学部門における第28(2012)京都賞を贈呈する。

    
 
 

 国際生物学会賞での挨拶(2015)
 

(一部略)

私はこれまで機会あるごとに述べて参りましたが、私自身、様々な偶然と出会いに助けられて、研究者としての細い細い道を今日まで歩んで参りました。東京大学教養学部の今堀和友先生の下で学び、京都大学、東京大学農学部、ロックフェラー大学留学を経て、東京大学理学部安楽泰宏教授のもとで研究をする機会を得ました。その後、東京大学教養学部、基礎生物学研究所にお世話になり、現在も、東京工業大学で大変恵まれた環境を頂いて研究を続けています。今日科学研究は激烈な競争があるというのも事実ですが、私は元来競争が苦手で、人のやらないことをやりたいという思いで研究を進めて参りました。

   
私は細胞内のタンパク質の分解の機構に興味を持ち、1988年以来28年間に亘ってオートファジーと呼ばれる細胞内の分解機構の研究を進めて参りました。生命体は絶えまない合成と分解の平衡によって維持されています。合成に比べて分解の研究は興味を持たれず、なかなか進みませんでした。

   
私は一貫して小さな酵母という細胞を用いて、オートファジーの謎の解明を目指し、関わる遺伝子群とその機能を解析して参りました。オートファジーに関わる遺伝子の同定を契機として、今日オートファジーの研究は劇的な広がりを見せ、高等動植物の様々な高次機能に関わっていること、そして、様々な病態にも関係していることが次々と明らかになって参りました。すなわち、分解は合成に劣らず生命活動には重要であるということが次第に認識されて参りました。しかし、まだオートファジーの研究には沢山の基本的な課題が残されています。私は残された研究時間で今一度原点にたちかえって、「オートファジーは何か」ということに向かいたいと思っています。また、近い将来オートファジーのさらなる機構の解明が進み、細胞の一層の理解のもとに、病気の克服や健康の増進などの研究がさらに進むことを心から願っています。

   
いうまでもなく現代生物学は一人で進められるものではありません。私のこれまでの仕事も、30年近くに亘る沢山の素晴らしい研究仲間のたゆまぬ努力の賜物でもあります。また素晴らしい共同研究者にも恵まれました。心から彼らに感謝の意を表するとともに、彼らとともにこの栄誉を分かち合いたいと思っております。
   
これまで私を支えてくれた今は亡き両親、妻萬里子と家族にも心から感謝をしたいと思います。

最後にこれから生物学を志す若い世代に向けて、
   
私達の周りには、まだ沢山の未知の課題が隠されています。素直に自分の眼で現象をみつめ、自分の抱いた疑問を大切にして、流行や様々な外圧に押し流されることなく、自分を信じて生命の論理を明らかにする道を進んで欲しいと申しあげたいと思います。
   
私も微力ながら残された時間を、効率や性急に成果が求められる今日の研究者を巡る状況が少しでも改善し、生き物や自然を愛し、人を愛し、豊かな気持ちで研究ができる環境というものの実現に助力したいと思います。
本日はどうも有り難うございました。

       
      


       
  大隅先生ご自身が選んでいる主要な業績は以下のとおりです。
  

01. Takeshige, K., Baba, M., Tsuboi, S., Noda, T., and Ohsumi, Y. (1992)

Autophagy in yeast demonstrated with proteinase-deficient mutant and its

conditions for induction. J. Cell Biol., 119, 301-311.

02. Tsukada, M., and Ohsumi, Y. (1993) Isolation and characterization of

autophagy-deficient mutants in Saccharomyces cerevisiae. FEBS Lett.,

333, 169-174.

03. Baba, M., Takeshige, K., Baba, N., and Ohsumi, Y. (1994) Ultrastructural

analysis of the autophagic process in yeast: Detection of autophagosomes

and their characterization. J. Cell Biol., 124, 903-913.

04. Matsuura, A., Tsukada, M., Wada, Y., and Ohsumi, Y. (1997) Apg1p, a

novel protein kinase required for the autophagic process in Saccharomyces

cerevisiae. Gene, 192, 245-250.

05. Baba, M., Ohsumi, M., Scott, S. V., Klionsky, D. J., and Ohsumi, Y. (1997)

Two distinct pathways for targeting proteins from the cytoplasm to the

vacuole/lysosome. J. Cell Biol., 139, 1687-1695.

06. Mizushima, N., Noda, T., Yoshimori, T., Tanaka, T., Ishii, T., George, M.

D., Klionsky, D. J., Ohsumi, M., and Ohsumi, Y. (1998) A protein

conjugation system essential for autophagy. Nature, 395, 395-398.

07. Mizushima, N., Noda, T., and Ohsumi, Y. (1999) Apg16p is required for

the function of the Apg12p-Apg5p conjugate in the yeast autophagic

pathway. EMBO J., 18, 3888-3896.

08. Kirisako, T., Baba, M., Ishihara, N., Miyazawa, K., Ohsumi, M., Noda, T.,

and Ohsumi, Y. (1999) Formation process of autophagosome is traced

with Apg8/Aut7p in yeast. J. Cell Biol., 147, 435-446.

09. Kirisako, T., Ichimura, Y., Okada, H., Kabeya, Y., Mizushima, N.,

Yoshimori, T., Ohsumi, M., Noda, T., and Ohsumi, Y. (2000) The

reversible modification regulates the membrane-binding state of

Apg8/Aut7 essential for autophagy and the cytoplasm to vacuole targeting

pathway. J. Cell Biol., 151, 263-275,

10. Kabeya, Y., Mizushima, N., Ueno, T., Yamamoto, A., Kirisako, T., Noda,

T., Kominami, E., Ohsumi, Y., and Yoshimori, T. (2000) LC3, a

mammalian homologue of yeast Apg8p is processed and localized in

autophagosome membranes. EMBO. J., 19, 5720-5728.

11. Ichimura, Y., Kirisako, T., Takao, T., Satomi, Y., Shimonishi, Y., Ishihara,

N., Mizushima, N., Tanida, I., Kominami, E., Ohsumi, M., Noda, T.,

Ohsumi, Y. (2000) A ubiquitin-like system mediates protein lipidation.

Nature, 408, 488-492

12. Mizushima, N., Yamamoto, A., Hatano, M., Kobayashi, Y., Kabeya, Y.,

Suzuki, K., Tokuhisa, T., Ohsumi, Y., and Yoshimori, T. (2001) Dissection

of autophagosome formation using Apg5-deficient mouse embryonic stem

cells. J. Cell Biol., 152, 657-668.

13. Suzuki, K., Kirisako, T., Kamada, Y., Mizushima, N., Noda, T., and

Ohsumi, Y. (2001) The pre-autophagosomal structure organized by

concerted functions of APG genes is essential for autophagosome

formation. EMBO J., 20, 5971-5981.

14. Suzuki, K., Kamada, Y., and Ohsumi, Y. (2002) Studies of cargo delivery

to the vacuole mediated by autophagosomes in Saccharomyces cerevisiae.

Develop. Cell, 3, 815-824.

15. Mizushima, N., Yamamoto, A., Matsui, M., Yoshimori, T., and Ohsumi, Y.

(2004) In vivo analysis of autophagy in response to nutrient starvation

using transgenic mice expressing a fluorescent autophagosome marker.

Mol. Biol. Cell., 15, 1101-1111.

16. Ichimura, Y., Imamura, Y., Emoto, K., Umeda, M., Noda, T., and Ohsumi,

Y. (2004) In vivo and in vitro reconstitution of Atg8 conjugation essential

for autophagy. J. Biol. Chem., 279, 40584-40592.

17. Yoshimoto, K., Hanaoka, H., Sato. S., Kato, T., Tabata, S., Noda, T., and

Ohsumi, Y. (2004) Processing of ATG8s, ubiquitin-like proteins, and their

deconjugation by ATG4s are essential for plant autophagy. Plant Cell, 16,

2967-2983.

18. Kuma, A., Hatano, M., Matsui, M., Yamamoto, A., Nakaya, H., Yoshimori,

T., Ohsumi, Y., Tokuhisa, T., and Mizushima, N. (2004) The role of

autophagy during the early neonatal starvation period. Nature, 432, 1032-

1036.

19. Atg8, a Ubiquitin-like Protein Required for Autophagosome Formation, Mediates Membrane Tethering and Hemifusion (Nakatogawa, H., Ichimura, Y. and Ohsumi, Y.), Cell 130: 165-178, 2007

 

   

     
    
(森敏)

2016-07-06 21:26 | カテゴリ:未分類

本日(7月6日)早朝、参議院選挙の「期日前投票」に行ってきた。

        

投票日にバッテイングする特別な仕事がある訳ではなくても、最近はいつも期日前投票を実行している。単純に大勢の人混みの顔見知りの中での投票が疎ましいからに過ぎないのだ。

 

広報紙を読んで、今回は東京地方区も全国比例区も減点法で投票した。つまり、反原発や、脱原発や、再生可能エネルギーを一言も謳わない党や人物はペケ。国民を健忘症だと見下しているのだろう。

 

それにしても東大生や、18才で選挙権を得た若者の政権与党支持率が高いなんて、世の中の趨勢が恐ろしい。
      
  我々老人世代が経済の高度成長にばく進して、家庭を顧みず、「ワーカホリック」すぎて、次世代教育に対して無関心で「放任主義」であったことがそういう結果を招いているのだと思う。もうこの流れは取り返しがつかないかもしれんな。

            

2児の子持ちの某君が、食事の時に「中国や北朝鮮が攻めてきたら僕も戦います」と正義感あふれる自信満々の顔でのたまったのには、心底げんなりした。
      
  戦争はバーチャルじゃないぞ。君や君の息子たちも、先日のバングラデッシュのテロで殺害された日本の有為の若者たちのように、近い将来「白い棺(ひつぎ)」で帰ってくるかも知れんぞ。
 

    
(森敏)

2016-04-18 12:40 | カテゴリ:未分類

        九州には熊本の北西110kmに玄海原発が運転停止しており、南90kmに川内原発が再稼働している。一方北東140kmの対岸の愛媛県には伊方原発が運転停止している。

    

        首相官邸と原子力規制委員会が互いにもたれ合って、稼働中の川内原発を「運転停止しない」ための屁理屈を模索している。首相官邸と原子力規制委員会どちらも今後の連鎖地震で川内原発が暴走したときの「刑事責任」をとりたくないがためである。

 

        熊本地震で熊本から北東に走る活断層沿いの地域の人ばかりでなく九州一円の人心が不安に落入っている。こんなときのリスク管理はまず人心を沈めることではないだろうか。次々と地震が発生している最中にも震源の近隣に稼働中の原発があるということだけでも、人々は不安要因を抱えることになっている。

 

        いつどこでどれくらいの規模の地震が発生するかなどの予知などできない。この点では科学は全く無力であることは今日の常識だ。だから原子力規制委員会がどんなに原発が安心安全といっても今では全く信用できない。

 

        菅直人民主党政権は、過去の自民党政権が営々と築き上げてきた原子力平和利用路線の象徴である福島第一原発が、東日本大震災によってメルトダウンした責任をとらされて退陣を余儀なくされた。なんと「対応がまずかった」という非科学的な理由からである。
      
  今では明きらかになっている、すでにメルトダウンしていた原発を、その後のどんなに対応しても、放射能の広域拡散汚染は防ぎようがなかったにもかかわらず、当時はマスコミが大合唱して、そういう「やいのやいの」の無責任な政権追い落としの俗論が通じたのである。

            

        安倍自民党政権も、今回の想定外の地震対策を誤ると、これが「政権崩壊への引き金」になるかもしれない。川内原発をひとまず停止して政権崩壊への連鎖が起こらないようにこの不安要因をあらかじめ取り除いておくことが必要だろう。これは「政治判断」の問題だから。安倍首相には「頑迷」ではなくそれくらいの「柔軟性」を望みたい。原発稼働自体がつねに想定外の大きなリスク要因であることは論を待たない。
       
  蛇足だが、産油国が増産停止で協調できずに石油価格は今後も低下の一方だから、九州電力も発電力の小さな川内原発を今後数ヶ月停止しても大した損益にはならないだろう。 

 
    
(森敏)
追記:この記事を書いた直後に以下のニュースがあった。(4月18日1時50分)
相変わらずですね。これで3つの原発のどれかに異常が起これば「想定外」といって逃げるんでしょうね。
原子力規制員会の工学的発想しかできない連中は、地域住民を人体実験にさらすつもりなのでしょう。
 

規制委員長「川内原発停止不要」 地震で臨時会合

2016418 1329
 
原子力規制委員会の田中俊一委員長は18日、記者会見し、熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震を受け、全国で唯一稼働中の九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)を予防的に停止させる可能性について「安全上の理由ああれば止めなければならないが、今の状況で問題があるとは判断していない」と否定した。

 規制委は同日、臨時会合を開き、九州、中四国地方の4原発に異常がないことを確認。揺れの大きさを示す最大加速度は、九電玄海原発(佐賀県玄海町)の20・3ガルが最も大きく、いずれの原発も原子炉が自動停止する設定値を下回っていたが、地震が続いていることから状況を注視する。

 規制委の情報発信が不十分と批判が出ていることに関し田中委員長は「率直に反省しないといけない」と陳謝した。

 会合では原子力規制庁が、今回活動した布田川・日奈久断層帯に関し、川内1、2号機の新規制基準への適合性審査で、断層の長さ92・7キロ、マグニチュード8・1と想定して地震動を評価したと説明。原発への距離が約90キロと遠く、影響は限定的とした。

 薩摩川内市では14日以降、最大で震度4が観測されたが、原発に伝わった揺れはそれより小さく、九電は安全上影響がないとして発電を継続。政府も「運転を停止する理由はない」(菅義偉官房長官)としている。

 玄海原発、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)、中国電力島根原発(松江市)は、いずれも運転を停止中。核燃料は使用済み燃料プールに移されており、一連の地震で異常は確認されていない。

(共同)

 

 

2016-04-13 10:29 | カテゴリ:未分類

China Times 


   

 4月10日のThe China Post  (英文中国郵報)という台湾の英字新聞に、われわれの『放射線像」が5枚掲載されました。ヒノキ、はさみ、お賽銭,ネズミ、不明の野生植物、などです。周知のように台湾でも福島の事故を受けて脱原発運動が盛んです。この英字新聞を通して、世界中の華僑や香港の中国人も『放射線像』に注目してくれることを願っています。これを契機に、原発を稼働している韓国や中華人民共和国の新聞にも「放射線像」が掲載されることを期待しています。まだアメリカの新聞からは「放射線像」掲載のオファーが来ないようですが、ねばり強く、呼び掛けています。

          
  このThe China Post の新聞記者は、フォトジャーナリストの加賀谷雅道氏が現在諸外国各地での『放射線像』の展示会で使用している原稿を、「あくまで新聞記事作成の参考のために」と送ったところ、この新聞社はその原稿をまるまる無修正で掲載しています。だから少し内容に奇妙な表現のところがありますが、読者には大意は通じると思います。以下がその本文です。あえて翻訳いたしませんが、あしからず。

  
 
By Masamichi Kagaya
(Photographer) and Dr. Satoshi
Mori (University of Tokyo)
As a consequence of the Great
East Japan Earthquake and ensuing
tsunami on March 11, 2011,
the cores of the first to third nuclear
reactors at the Fukushima Daiichi
Nuclear Plant underwent meltdowns
as external power for the cooling
pumps was lost. As a result, a huge
amount of radioactive particles was
released into the air. These particles
were carried by southeasterly winds
to Iitate Village, Fukushima City, and
Nakadori, a central region of Fukushima
Prefecture, leaving high levels
of radioactive contamination in their
wake. The particles were further
carried along multiple routes creating
radioactively contaminated areas
in regions from Ibaraki to Tokyo and
Kanagawa Prefecture, as well as in
Northern Kanto and the Tohoku Region
(Northeastern Japan).
Whether we are in Tokyo, Fukushima,
or even in front of the
damaged nuclear reactor buildings,
we are exposed to radiation that
we are unaware of. It is too small
to see, it cannot be heard and it is
odorless. Therefore, despite living in
a region contaminated with radioactive
particles, to this day, we are not
consciously aware of the radiation.
NaI (TI) scintillation detectors and
germanium semiconductor detectors
are used to measure the amount of
radioactive contamination in soil,
food, and water in units called Becquerels
(Bq). Radioactivity is further
measured in Sieverts (Sv), which is
an index of the effects of radioactive
levels in the air, doses of exposure,
and so on. Nevertheless, from such
values, it is impossible to know how
the radioactive particles are distributed
or where they are concentrating
in our cities, lakes, forests, and in
living creatures. These values do not
enable us to “see” the radioactivity.
Thus, radioactive contamination has
to be perceived visibly, something
that can be done with the cooperation
of Satoshi Mori, Professor
emeritus at Tokyo University. Professor
Mori is using autoradiography
to make radioactive contamination
visible.


Today, dozens of radiographic
images of plants created by Professor
emeritus Mori since 2011 are on
display together with radiographic
images of everyday items and animals.
This collection of radiographic
images (autoradiographs) is the first
in history to be created for objects
exposed to radiation resulting from a
nuclear accident. I hope that visitors
will come away with a sense of the
extent of contamination in all regions
subject to the fallout — not just those
in and around Fukushima. At the
same time, I hope that this exhibition
will remind visitors of the large
region extending from the Fukushima
Daiichi Nuclear Power Plant to
Namie Town, Iitate Village and the
dense forests of the Abukuma Mountain
Area that, to this day, remain restricted areas. The radiation affects
animals that continue to live in
these areas and be exposed to heavy
radiation, as well as the 140,000
people that had to evacuate and who
lost personal assets (homes, property,
work, interpersonal relationships).
These people are in addition
to the victims who directly breathed
in the radioactive materials, subjecting
them to internal exposure —
victims that include anyone from the
residents near the plant to people in
Tokyo and the Kanto Region.


Although what can be done is
limited, new progress has made it
possible to record the otherwise invisible
radioactivity and make it visible.
The history of needless nuclear
accidents occurring in the United
States, the Soviet Union (Russia) and
Japan over the last several decades
may still potentially be repeated elsewhere
in the world, but hopefully
future generations will see the cycle
be broken. Through exhibitions and
other means of disseminating knowledge
about radioactivity, future generations
may learn to leave behind
dependence on nuclear power and
be free from the dangers of nuclear
accidents and nuclear waste.


Image Explanation
The radiographic images were
created by a method called “autoradiography.”
Major universities
and research facilities in Japan
and throughout the world have
autoradiography equipment, which
is commonly used in biological,
biochemical, and microbiological
research to quickly view, with high
sensitivity, the distribution of radioactive
substances in a sample.
These images are frequently used
in research papers and in conference
presentations. The radiationsensitive
imaging plate developed
in 1987 by Fuji Film Industries and
Kasei Optics is approximately 100
to 1000 times more sensitive than
x-ray film.


The imaging process involves
placing a radioactive sample on the
imaging plate for a given period, after
which the imaging plate is read
by a device called a BAS. The contrast
of the read image is carefully
adjusted, whereby the distribution
of radioactive substances gradually
becomes apparent. Radiation emitted
by radioactive particles appears
as black areas in the radiographic
image. The darker the area is, the
stronger the radioactive contamination
is. An autoradiographic image
exhibits the same phenomenon as
an x-ray image taken at a hospital,
where bones, which block radiation,
appear white and portions through
which the radiation passes without
being blocked appear black.


When viewing a radiographic image,
one point to keep in mind is that
since each image is individually adjusted
for contrast, the images cannot
be compared with one another
to determine which indicates greater
contamination. In this exhibition,
records concerning specimens indicate
β radiation levels in both “cpm”
measured using a survey meter in
the sampling of each specimen, and
in “becquerels” (Bq/kg) measured
using a gerimanium semiconductor
detector. These values express the
degree of contamination of the specimens
and therefore, I hope that you
will keep these values in mind while
viewing the images.


For example, an area is determined
to be radioactively contaminated
if the measured cpm value is
twice the usual background level,
in this case, 25 to 40 cpm. Further,
as a reference for measurements
in becquerels, naturally occurring
radioactive potassium K40 is on
the order of 33 Bq/kg for white
rice, 1600 Bq/kg for dried kelp,
and 66 Bq/kg (dry weight, excluding
water content: 165 Bq/kg) for
the human body.

以下は写真の詳細な説明です。
1.2. Black parts dispersed throughout the proximal end of the branch in this set of cypress leaves and cones, found in Iitoi, Iitate Village in 2014, are highly contaminated by fallout from March 2011. The branches that grew from those parts in 2012 exhibit
slight secondary contamination by radioactive particles carried by the wind, while the black hue emitted around the cones that developed in 2013 indicate a remarkable level of contamination. Further, the young leaves that grew in 2014 have higher internal
radioactive contamination than the other leaves. In another cypress, we found that while the leaves and cones had the same level of contamination, the seeds in the cones had one-third the level of contamination, indicating that the radioactive cesium is
being passed onto the next generation.

3. These scissors were found outdoors in Namie Town in June 2013. The rusted blades are six times more contaminated than the coated handles. The microstructures (unevenness) caused by rusting readily store the radioactive particles. The same
phenomenon has occurred on other rusted samples as well. Radiation Level: Blade - 3000 cpm, Handle - 500cpm.

4. This is a comparison of macrophyll from Hiroshima and weed from Namie. The weed, right, came from Namie town in 2015, 10 km from the damaged nuclear plant. The macrophyll, left, is from Hiroshima, 840 kilometers from the plant. Radiation levels
are as follows: the weed reads at 100-150 cpm, while the macrophyll reads 50 cpm (background levels).

5. After the nuclear accident in Fukushima prefecture, empty houses in the restricted area became infested by rats. This rat was caught in a trap in Warabidaira, Iitate Village in 2013. We find radioactive materials on the body surface and contamination
in the muscles of the thigh. Looking at the internal organs, we see a high level of contamination in the kidneys and the gall bladder surrounded by the live. Because Cesium is carried out with urine and the kidneys are the final step in the urinary system,
radioactive cesium accumulates here. Radiation levels for the rat are as follows: Body, Internal organs 100-150cpm, Body 286.5 Bq/kg, Heart 2521 Bq/kg, Liver 4937 Bq/kg, Lungs 3134 Bq/Kg, Stomach and Intestines 6111 Bq/kg, Spleen 4334 Bq/kg, Kidneys
11750 Bq/kg (total Cs-134, Cs-137)

6. These coins, found in Akougi, Namie Town, 25 kilometers from the nuclear plant in October 2014 were offerings in a small roadside shrine. Nearly all the coins were exposed for imaging on the side that was facing upward at the site. The three coins that appear
faintly were exposed on the opposite side. Although scientists expected differences between coins made of differing metals, they did not find that to be the case. The coins were returned to the shrine. Radiation levels read 550 cpm on upside, 210 cpm underside. 

2015-12-14 07:20 | カテゴリ:未分類

これまでの「WINEPブログ」で何度も述べてきたように、小生の所属していた東大農学部植物栄養肥料学研究室は(故)三井進午教授が農学関連の研究への放射性同位元素(ラジオアイソトープ)導入の日本での先駆者であった。だから、1960年代は東海村の国産第一号原子炉(JRR1)を放射性同位元素の製造に利用して植物生理学実験をしたり、1970年代以降は高崎の原子力研究所での泊まり込みでの共同利用研究が連綿と行われてきた。三井先生自身は国際原子力機構(IAEA)の参事で頻繁にウイーンでの国際会議に通っていた。IAEAからは研究資金ももらっていた。また、研究室にはインドからの留学生も受け入れていた。

    

今回日本とインドが原発輸出協定を結ぶことにしたようだ。しかし、インドは原爆を所持し、核実験を行い、NPT(核不拡散条約)署名国に頑として参加していない。インドからすれば原爆を有するパキスタンや中国が脅威であるので、抑止力としてぜったいに原子爆弾は放棄しないという立場である。だから従来から日本の文科省はインドからの留学生を原子力機構など原子力関連の研究に共同参画させなかった。核保有国でNPT非加盟国の留学生たちを日本の核の機密に近付けさせない(軍事目的に原子力技術を転用されたら困るので「スパイ」させない)ために施設に立ち入りさせない、というのがその建前上の強固な理由であった。そのために、せっかくの先端的なラジオアイソトープを用いた高度の研究手法を彼等に体験させられずに泣く泣く帰国させざるをえないことも多かった。核を保有し、核実験を繰り返した中国やパキスタンからの留学生に対しても同じ扱いだった。被爆国として核に関しては日本国政府はそれほどかたくなだったのである。

 

日本-インド間で、どの研究分野がいちばん学術交流を推進してきたのかと問われれば、昔は農業分野、現在では間違いなく IT関連だろう。上述のような断固とした日本政府の理由で理学工学系の日ー印間の「原子力関連の交流」は皆無であったはずである。今回は、原発輸出を契機にその矜持を簡単に捨ててしまおうということらしい。原発輸出のためには被爆国の悲願であるNTP(核不拡散条約)という国際的な協約なんかどうでもいい、ということなんだ。『これを契機にインドが今後NTPに加盟しやすくなるかもしれない』とか『停電が頻発するインドの電源が安定する』だとか『COP21の温室効果ガス削減に寄与できる』とか、『将来インドが原爆実験をやったら即原発支援を停止する』とか(単なる口約束)、安倍首相と岸田外相が国民を愚弄する詭弁を繰り返している。それをマスコミが無批判に繰り返し報道している。「嘘も堂々と繰り返せば、国民はいずれ忘却してどうでもよくなる、つまりいつの間にか既定事実になる」という政策手法が安倍政権の国民愚弄化政策として堂々とまかり通っている。安倍は被爆国日本の世界に冠たる矜持をかなぐり捨てて、福島第一原発暴発国日本の居直りを世界に宣言した。言っちゃ悪いが、政治家としての職業倫理がずっこけた〇〇としか思えない. 東芝・三菱重工・日立など「原発コンツエルン」に天下りをねらう経産省や財務省の狡猾な官僚に操られているのだろう。彼は国を危うくする。(○○に適当な言葉を入れよ)

 

 

(森敏)

付記1:インドからの一番最初の留学生マハトマ・シン氏は非常に優秀であり、戦後のインド人留学生としては日本での最初の農学博士号を得た人物である。「老朽化水田」の原理を学び帰国後「インドの水田農業」の生産力上昇の強力な立役者となった。その後も植物栄養肥料学研究室ではインドから数人が留学してきた。中でもG.K.バラット氏は物静かなベジタリアンで彼と小生とはヒンデイー哲学論義をよくしたものである。素晴らしい人格者だった。非常にためになった。我々の分野ばかりでなくとも農学関連分野ではインドの各大学との連携は続いたが、ほかの医学、薬学、工学、理学の研究分野ではそうでもなかったように思う。インドの研究者は英語が通じる宗主国U.K.や U.S.A.への志向が強く、日本に顔を向ける研究者はほかのアジア諸国に比べれば今でも格段に少ないのではないだろうか。

     

付記2:小生のインド人研究者への印象は、かれらは英語(機関銃を打つような早口のIndian Englicだが)が堪能なので、頭がいい研究者は、国際研究機関や国際学会では総合的な取りまとめ役に秀でており事務局長や議長になっている人物が他国に比べて多いと思う。一般的に手足を動かしてデータを取る作業よりは、他人のデータを使って“きれいに”話を作り上げること(モデル化)に長けている。つまり「分かったように思わせる抽象論」に長けている。多分99x99の九九を諳んじる数理的才能がそうさせているのだと思う。エリート階級は手足を動かす汚い作業をあまり忠実にやりたがらないように思う。これは彼らの深層心理に骨肉化した旧来の陋習であるカースト制も関係していると思う。概して日本の大学では英語が通じるので日本語を熱心に学ぼうとする姿勢はあまりないようだ。以上今日の若いインドからの留学生が聞いたら激怒するかも知れない老書生の偏見です。
   
追記1:その後「インドへの原発輸出」の件では以下のネットで優れた多角的な見解が展開されている。
http://www.fsight.jp/articles/-/40781
 
要するにほとんどの日本国内原発メーカーから見ても、企業不信のインド世論からみても、インドへの原発輸出はほとんど不可能な提案だということである。

追記2:その後の展開です。

日印原子力協定締結へ=首脳会談で署名方針

 日本、インド両政府は、11月中旬にモディ首相が来日し、安倍晋三首相と会談するのに合わせ、日本からインドへの原発輸出を可能にする原子力協定に署名する方針を固めた。政府関係者が31日、明らかにした。安倍政権はインフラ輸出を成長戦略の柱に掲げており、インドに対する原発輸出の環境が整う。
 日本が核拡散防止条約(NPT)非加盟国と原子力協定を締結するのは初めて。インドは核保有国であるため、被爆地である広島、長崎両市などから「核不拡散体制を形骸化しかねない」との反発が出る可能性もある。(2016/10/31-16:59

  

 

 

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