2008-08-09 07:52 | カテゴリ:未分類

“ブスコパン”使用の失敗(2)

 

これも昔のことである。

 

アメリカのノースカロライナのゴルフ場が隣接している有名なホテルで「BioIron」(生物と鉄)学会があった。ここの気候は湿度が低くて、快晴で、快適であった。しかしこのとき小生はかなり右の腎臓が鬱屈していた。外国で、腎臓結石症が発症して救急車のお世話になったら大変だ、という思いがあったので、日本から持参してきた <ブスコパン錠> を8時間ごとに飲んでいた。

 

小生の講演の時に、腎臓結石で倒れるといけないと思ったので、あらかじめ、また一時間前に2錠飲んだ。

 

講演中、頭が全く働かなかった。当時としてはいかにもアメリカ式の片手でもてないような重い重いレザーポインターを使うことになっていて、その操作が分からず時間を食ってしまったし。。。もうろうとした原稿の棒読みであった。下手な英語を聞かされる方には最悪の印象であっただろう。司会のフランスの女性のプロフェッサーが業を煮やしたのか、講演が終わって質問時間になって2-3人手が挙がっているにもかかわらず、後が詰まって居るから、という口実で質問を打ち切ってしまった。

 

ブスコパンを空き腹で過剰摂取すると、貧血か低血圧が亢進して、不快感と頭への血の巡りが悪くなり、眠くなる。頭の回転が最悪になる。いつものことだが時差ぼけが治っていなかった。その上での、ブスコパンの乱用で、大失敗した例である。体内時計が“真夜中”の状態で講演したものと思われる。そういうわけでアメリカの学会はいつも苦手である。

 

(森敏)

秘密

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