2017-03-20 08:02 | カテゴリ:未分類
3月11日と12日に浪江町に調査に入った。以下はその寸景である。



スライド2
 

図1.今はせせらぎが枯れている民家の池に建つビーナス像。 全身に放射能を浴びたまま。津島地区。
 


スライド4 

図2.民家のガラス戸にやるせない怒りと、東電(TEPCO)に対する皮肉の抗議の張り紙。文面を書き写すと以下の内容が読み取れた。津島地区。


今年は梅の花はまだ開花せず

「主なしとて

春を忘れるな」

平成二十四年四月一日  
      一時帰宅

 

 

お盆墓参り
 暮れてなほ

  命のかぎり

   蝉しぐれ

平成二十四年八月十四日

   一時帰宅

TEPCO(東電)のどくろマークの幽霊の絵)

 

 

I Shall Return !!

老兵は死なず。
いつの日か必ず
この地に帰る。
放射能如きに
負けてたまるか。

 平成25年3,3 一時帰宅

 
 

 

今日も暮れゆく

 仮設の村で
友もつらかろ

せつなかろ
いつか帰る日を想い

   一時帰宅

  平成二十五年五月

 

 

二本松八時出発

ここはお国の何十里

離れて遠き二本松

開戦記念 平成二十五年十二月八日 
  一時帰宅

まもなく三年

来年は良い年であるように

 

 

内部被ばくの「ヘビ」

法により食する事を禁ず

     環境(庁)省

(この窓ガラスの内側下に3匹の蛇のおもちゃを設置)

 

 

放射能体験ツアー

大募集中!!

楽しいホットスポット巡り
     東電セシウム観光

 

 

まもなく3

大雪里帰して

帰りたい残念

泣くな嘆くな

男じゃないか 
  平成二十六年三月九日

同行甲田新聞

谷記者隈崎カメラマン

 

 

津島の山も今日かぎり 
国をすて家も
すて、
愛しき皆々様とも

別ればなれとなる

門出だ

 平成二十八年十一日(五年)

 津島の事は次世代べ

 

 

仮設でパソコンできるのも

東電さんの

おかげです

仮設で涙流すのも 
東電さんのおかげです

東電さんありがとう

十二月十二日


     
 
スライド1  

図3.雪解けの春。いのししの足跡。 
   
 
スライド9 

図4.6年間で一面に繁茂した牧草地の「おのえやなぎ」の冬枯れのすがた。除染企画書どおりに、道路肩から20メートルだけ切り倒した跡 
    

   

スライド7 

図5.イノシシが跋扈して掘り繰り返した厩舎横の牧草地  
    
 
 
スライド2 

図6.放置された厩舎。 右上の添付のかこい写真は温度計。正常に室温7度を示していた。


   
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図7.なぜかマツの木のみが倒れて散乱している。放射能の空間線量は毎時9.5マイクロシーベルト。
放射能雲(プルーム)はこの山にもろにぶつかったと思われる(小丸地区)

    

 
 
スライド3

図8.静謐な濃紺の水をたたえた大柿ダムの湖面。道路橋から望む。向こうの湖畔中央部に白馬がいれば、まさに東山魁夷の日本画の世界。手前の湖底は沈下橋。湖岸は毎時2.7~5マイクロシーベルト。 
  

 
スライド10 
 
図9.道路の暖かい南斜面に、早くも咲き始めたフキノトウ。春はすぐそこだが。。。。。地表面は毎時8マイクロシーベルト。
  
  
  
    
(森敏)
 
追記:読者から図7について、なぜマツがやられているのかについて、
  
「放射性物質が大木を枯らすというのは大変なことだと思います。どのようなメカニズムが考えられるでしょうか。」
というご質問をいただきました。
   
この点に関しては、ずっと小生も疑問を抱いてきたところです。これまでもこのブログで以下のように現象的な例を枚挙してきました。
   
日本のガンマフィールドの研究者からマツは、ほかの木本よりも細胞の核が大きいので染色体が放射線によるダメージをうける確率が高いという説が有力なようです。
    
放射線影響を否定したがる研究者からは、マツノザイセンチュウの影響だろうという反論がいつも直ちに出されます。
放射線で細胞が弱体化して環境ストレスに対して抵抗力が低下しており、マツノザイセンチュウにやられやすくなっており、このセンチュウの寄生によって、導管がふさがれて、水分の吸い上げができなくなり頂点から枯れていく、最後に倒木する、という流れも否定できません。しかし林業研究者で放射線量が高い場所で、松の倒木が集団で起こっているところのマツのセンチュウやその媒介昆虫の生息数を数えるような、奇特な研究者はいないようです。
    
なお、倒木前のマツは概して多くの松かさをつけるようです。擬人的に考えれば、枯死する前に急いで子孫を残そうとしている適応現象なのかもしれません。
  



2017-03-17 19:28 | カテゴリ:未分類

以下放映予告です

 

サイエンスZERO「チェルノブイリと福島〜環境編」

チェルノブイリの環境の現状も紹介しつつ、
福島県の森林や河川での放射性物質の移行状況などについて取り上げました.。
3月 19日(日) よる23:30〜 NHK Eテレ
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp576.html



  
再放送は Eテレ

3月25日8日(土) 昼 0:30分 より
2017-02-14 16:27 | カテゴリ:未分類
野鳥の会・法政大学人間環境学部共催のシンポジウム開催予告です。

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シンポジウム 福島の生きものは今 ―現在、そして、これからを考える

 

東日本大震災から約6年。巨大地震と大津波に端を発した原発事故に
 
よって、福島の自然及び社会には大きな影響が出ました。
記録映像、現地で調査を行なっている研究者や福島在住の方の報告に
基づき、それぞれの視点から今後について考えるシンポジウム「福島
の生きものは今
現在、そして、これからを考える」を34()
に開催します。
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日 時:201734() 10:0017:30 (9:30開場)

 会 場:法政大学 市ヶ谷キャンパス 富士見ゲート校舎 G402教室
 
定 員:300
 
参加費:無料
 
申込み:不要
 主 催:(公財)日本野鳥の会・法政大学人間環境学部
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 <
プログラム>
 10
時~

・映画上映
 
「福島の生きものの記録 シリーズ4 ~生命~」岩崎雅典(群像舎)
 
・トークショー
 
岩崎雅典(群像舎)×遠藤孝一(日本野鳥の会)

 

13時~
 
・研究報告
 
「放射線の性質と生物にとっての特徴」
      石田健(東京大学)
 
「野鳥の個体群レベルの保全と放射線 ―ウグイスを例に」
   石田健(東京大学)
 
「ツバメとカラ類への放射性物質の蓄積」
   山本裕(日本野鳥の会)
 
「放射能汚染地域の魚は健康なのだろうか?」鈴木譲(東京大学名誉教授)
 
「福島県の小型哺乳類における放射性セシウム蓄積の実態と生息環境」
 
山田文雄(森林総合研究所)
 
「フクロウの繁殖に与える放射能の影響」
    西海功(国立科学博物館)

 

15時30分~
 
・福島からの現状報告
「失われていく里山、伝統」 稲葉修(南相馬市立博物館)
 
「寸断された地域の絆、つながり」 松村直登(NPO法人 がんばる福島)
 
「失われた自然体験の場を取り戻す」
      弦間一郎((公財)ふくしまフォレ
                                           スト・エコ・ライフ財団)

 

16時30分~
 
・パネルディスカッション 「福島のこれからを考える」
 
<モデレーター> 高田雅之(法政大学)
 
<パネリスト> 石田健、稲葉修、弦間一郎、松村直登、山本裕

 
会場では、放射線像・写真展も開催します。
  [協力:写真家 加賀谷雅道、東京大学名誉教授 森敏]

 
<お問合わせ>
 (
公財)日本野鳥の会自然保護室
           TEL03-5436-2633 E-mailhogo@wbsj.org

 
<シンポジウム情報ページ>

 http://www.wbsj.org/activity/event/symposium-current-fukushima/

 
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

スライド1 
 
 

 
 
スライド2
 

  
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(森敏)

付記:
会場では我々の撮像した「放射線像」も15枚ばかりごらんいただけます。

2016-12-28 10:03 | カテゴリ:未分類

 

(年末の朗報です)
 

http://www.bunka.go.jp/seisaku/geijutsubunka/jutenshien/geijutsusai/h28/pdf/h28_geijutsusai_kettei.pdf

 

平成28年度(第71回)文化庁芸術祭

テレビドキュメンタリー部門優秀賞受賞

 

日本放送協会 NHKスペシャル
 

「被曝 の森 ~原発事故5年目の記録」

  

授賞理由:
福島第一原発事故により大量の放射性物質が放出され,周辺地域は立入りが制限されている。無人の町で今,何が起きているのか,原発事故を忘れかけている5年目の貴重な現場からの報告。イノシシが町を占拠し,野生動物が住宅街で大繁殖している。目を覆うばかりの現実から目をそらさず,国内外の研究者たちの調査に密着し,最新の技術を駆使して丹念に描かれた労作。時間をかけて現実を直視し続ける貴重な記録だ。


ーーーーーーー
これには小生たちも含めて多くの現場研究者が協力しているので、良かったと思います。
NHKには来年からも引き続き原発事故の影響の追跡調査に気合を入れていただきたいと思います。

(森敏)

2016-11-01 01:52 | カテゴリ:未分類
以下の日テレのニュースで、「放射線像展」が報道されました。実に的確な報道です。ニュースを再現してご覧ください。
   

http://www.news24.jp/articles/2016/10/29/07345041.html

    
 放射能を特殊な技術で画像に…展示会を開催

20161029 16:20

 

放射能は目に見えないと言われているが、福島第一原発事故で放出された放射能を特殊な技術で画像にした展示会が、29日から埼玉県東松山市のギャラリー「COMEYA」で始まった。

 福島第一原発事故では、放射性セシウムなどが大量に放出され、現在も土壌や生物に蓄積されている。東京大学の森敏名誉教授とカメラマンの加賀谷雅道さんは、汚染した生き物や生活用品などを福島県などで採取し、オートラジオグラフィーという技術を使って可視化し、画像として展示している。

 画像からは植物が吸収した放射性物質が葉脈などを通って全体に広がる様子や、ヘビやカエルなどの生物の内臓に蓄積されている様子を見ることができる。また、横浜市内の屋内に置かれていた空気清浄器のフィルターからも放射能が検出され、事故直後、広い範囲に汚染が広がった実態がうかがわれる。

 展示会を主催したギャラリーは、子育てをしている母親らに、事故のことを忘れず放射能の現実を見てもらうため企画したと語っている。展示会は31日まで開催。
 

追記:以下はNHKの再放送のお知らせです。

今年3月に放映されたNHKスペシャル「被曝の森~原発事故5年目の記録~」

が下記の日程で深夜に再放送されることになりました。

2016118()午前200分~258分(7日深夜)

http://www6.nhk.or.jp/special/program/index.html



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