WINEPブログ内で「 放射能 」を含む記事

(5件づつ表示されます)

2017-05-30 05:03 | カテゴリ:未分類

 秋になると、細い茎に多数のちいさな赤い実をつける、タデ類とミズヒキはなかなか判別がつきにくい。そこで専門家に同定をお願いしたら、小生が何気なく道路わきで採取した植物はハナタデのようである(図1)。浪江町のものはやはり種子もきちんと内部被ばくしていることがわかる(図2、図3、表1)。

 
スライド1  

図1.赤い蕾をつけたハナタデ。右上の7つの点々も蕾です。
 


 
 
 
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図2.図1のオートラジオグラフ。葉の付け根(節位)とつぼみが強く汚染しているように見える。葉の付け根は通同組織(師管と導管)が複雑に入り組んだ組織だからここで放射能が何十にも重なってIPプレートに感光しているためである。
  
  

    

 
スライド3 


図3.図1のネガテイブ画像

 

 

 
jpeg tsubomi 
 
   
  図4.ハナタデのつぼみ
ハナタデの放射能jpeg 

  
 
表1.ハナタデの各組織の放射能。ここではつぼみでなく種子を測定している。




  

(森敏)

2017-05-26 11:32 | カテゴリ:未分類

反原発・細川牧場裁判支援の皆さんへ

くつざわ(支援する会事務局)

 

いよいよ614に原告本人を含め4人の方の証人尋問が行われます。

 

日時場所:614(水)午後1:30から430 東京地方裁判所806号法廷

 

証人は、馬場さん(獣医学者として馬の価値など)、庄司さん(元農協職員として細川牧場の馬の頭数など)、齋藤さん(福島のにぐらや牧場経営者、当時の被害、細川牧場の馬の価値など)、細川さん原告の順で尋問です。

 

1年ちかく和解協議を続けてきましたが、被告東京電力が馬の価値を認めず賠償額を極めて低くするかたくなな態度をつづけたため、決裂。公開の法廷で、証人調べにより、損害の立証をすすめ判決を取りに行くしかなくなりました。

 

飯舘村は、高線量にもかかわらず避難地域解除=帰還強要=被ばく強要がすすめられ、これを安倍政権は「復興」と称して原発被害を過小評価しています。今も続く原発被害を明らかにし、細川さんの正当な損害賠償を認めるとともに、すべての原発被災者の要求実現をめざしましょう。

 

傍聴席を埋めることで、細川さんを励まし、支援しましょう。お誘いあわせの上、ご参加、お願いします。

 

   

(森敏)
孤高な裁判闘争を余儀なくされている細川さんの、「馬の大量死」に関する過去のWINEPブログの関連記事は以下の通りです。


 

2017-05-20 15:37 | カテゴリ:未分類
   一昨年の秋、いつものように小生は運転手が仮眠する間に次々と道路端の植物をサンプリングしたのだが、地面を這っているカキドオシは全面的に、土ぼこりで放射能汚染していた(図1、図2、図3)。小さな根の部分はほとんどが汚染土壌の放射能と思われる(表1)。 

 
 

 
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図1.カキドオシ (浪江町津島地区にて)
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
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図2.カキドオシの放射能汚染。 オートラジオグラフ外部被ばくが強い。ツルの先端の新芽は内部被ばくが強そう。
 
 



 
スライド3 
図3. 図2のネガティブ画像 右中央部の濃い部分は分岐根。
 
   
    
 
表1.カキドオシの放射能

カキドオシjpeg 

 
  

(森敏)
 
 



 
 
2017-05-13 08:33 | カテゴリ:未分類

図1は浪江町での林地の明るいところに棲息していたドクダミ群落からのサンプルである。ドクダミは地面に近い被覆性の植物なので、毎年の観察でもどうしても雨風の時の埃の舞い上がりを受けるようだ(図2、図3)。下位の葉の方が外部被曝を今でも受けている。それにしても花びらではないめしべや雄蕊の部分が内部被爆が高いようだ(表1)。ドクダミ茶にするには要注意である。

  


スライド1 
図1.花をつけたドクダミ 一本の植物を途中で切断したもの
 
  
 
スライド2 
図2.図1のオートラジオグラフ 
 
   
 
 
スライド3 
図3.図2のネガティブ画像 
 

          
 
 表1.ドクダミの放射能 (単位:Bq/kg乾物重)
ドクダミの放射能jpeg 
   
  
    
(森敏)
2017-05-06 07:05 | カテゴリ:未分類

  昨年の春、浪江町の竹藪でタケノコ(まだけ:真竹)を採取して、オートラジオグラフを撮りました(図1、図2、図3)

  皮の重なりが少ない底辺部分は可食部の節目が放射能が高く、透けて写っていることがわかります。

  皮を一枚ずつめくって、いくつかまとめて測定しました。食べる肉質の部分も測りました(表1)。

  皮は下から上に向かって高くなっている傾向があることがわかります。

  可食部肉質の部分もまだ結構高いです。

  これらの放射性セシウムはタケノコの根部に蓄えらえた放射性セシウムが春になって新芽であるタケノコに転流しているか、5年たってすでに倒れたタケノコの樹や葉が腐食し始めたりしてセシウムが溶け出してきて、それをタケノコの根から吸収した結果と思われます。

これらの結果はすでに以前に以下に論文にしたものと同じです。
   
  

Radioactive cesium distribution in bamboo [Phyllostachys reticulata(Rupr) K. Koch] shoots after the TEPCO Fukushima DaiichiNuclear Power Plant disaster

Hiromi NAKANISHI, Houdo TANAKA, Kouki TAKEDA, Keitaro TANOI,

Atsushi HIROSE, Seiji NAGASAKA, Takashi YAMAKAWA and Satoshi MORI

Soil Science and Plant Nutrition (2014) 60, 801-808

 

 



 
スライド1 
 
 
 
 
スライド2 
図2.図1のオートラジオグラフ 皮の部分が少し汚染土塊をくっつけている。

 
 
スライド3 
図3.図2のネガティブ画像。上部の細かな点々は産毛の放射能が高いためと思われる。
タケノコはここから水分が蒸散しており、セシウムが濃縮されているのかもしれない。
早朝に竹やぶでタケノコを観察すればここに案外水滴がたまっているのかも。

 
   
  
 
 表1.真竹の放射能 (:Bq/kg乾物重)

真竹jpeg


  

(森敏)

付記:以下の以前のWINEPブログ記事もご参照ください。

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