2016-05-11 12:04 | カテゴリ:未分類

         御宿かわせみ (平岩弓枝原作 G2=脚本・演出 16時開演の部(2幕もの))を観劇した。映画を最近は多少見ているが、舞台モノは数年ぶりだった。まず案内された座席に座ってみて「あ!これは大変だ」と思った。歌舞伎座と同じで座席の幅が体にぴったりで身動きできない。そのうえ前の座席との距離が10センチもないので足のあれこれの屈伸運動ができない。脚の貧乏揺すりしかできない。足が痙攣しないか心配だ。エコノミー症候群にならなければいいのだが。その上に小生の座席は16こ連結した座席の真ん中あたりであるので、途中でトイレに行くのがやっかいだ。だから開幕直前にトイレにいって途中での飲水は控えることにした。

 

途中で30分間の幕間の休憩時間には同列の座席の観客が食事に出かけたのか少なくなったので、小生もトイレタイムをとった。廊下によろけ出ると1カ所の長いソファーに女性客がずらりと並んでしきりに脚をさすったりもんだりしていた。もう一カ所の長いソファーには一人の老人がしきりにていねいに足を上から下までをもんでいた。そこで小生も隣に何食わぬ顔で座って、丁寧に足腰の柔軟体操をやった(この際、人の目なんか気にしちゃおれない。恥は健康に替えられない)。幕間では弁当と小さな紙パックのリンゴジュースだけを摂取した。

 

  小生の座席は値段の高い「かぶりつき」ではなかったので、湿気で曇りがちの老眼では舞台の役者さんの顔がおぼろげで微妙な表現が声とオーバーアクションによってしか理解できなかった。でもなんといっても美男(中村橋之助)美女(高島礼子、紺野美沙子、浅海ひかるなど)の着物姿がきれいでしたね。わずか実質2時間でしたが、少し浮き世を忘れて、テンポの緩い江戸情緒に浸れました。それにしても、幕を下ろさないでの「回り舞台」で次の場面に移れる舞台技術は大したものだとこの年になって遅まきながら感嘆しました。

 

翌日早朝に右膝下の痙攣で目が覚めた。柔軟体操をして、また寝たのだが、1時間後にまた痙攣で目がさめた。ここ1ヶ月ぐらいは極力野菜を調理して筋肉の弛緩剤であるといわれているカリウムを積極的に摂取していたためか、発症がなかったのだが、また再発し始めた。高温と多湿は知らないうちに汗をかくのでKイオンやNaイオンが体から抜けており、けいれんが起こりやすいと思われる。その上尿が濃縮されて持病の腎臓結石も誘発しやすい。なので、今後の2-3ヶ月は実に要注意である。

 

  という具合に、最近は自らの身体の老化過程を積極的に監視している。それをしないでいると、老人はころりとあの世にいくことになりかねない。このようにいつも体調管理で心がざわめいているのは精神衛生上非常によくない。と思いながらも、しかし、熊本地震で長期の避難生活に追い込まれて、持病を持ちながらも未だに頻発する余震にさいなまれているご高齢の方たちは、小生よりも遙かに身体状況が深刻だろうと実にご同情申し上げる。今後も実に不遜な言い方になるが、福島第一原発による避難の場合と同じく、高齢者の避難死(脳血管障害による突然死)が確実にふえるだろう。そうならないように行政もご本人自身も先手をどんどん打つべきかと。

         

(森敏)

秘密

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