2008-08-01 05:50 | カテゴリ:未分類

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1本足で草に引っ掛かっている羽化直後の蝉

aburazemi 

フラフラと風に吹かれて回転している

アブラゼミの宙吊り

 

東京の、ゆりかもめ線の国際展示場前駅にある東京ビッグサイトの建物の1階はレストランになっており、そのまわりは広い公園になっている。そこの通路の植え込みに使われている真っ白い草、セネシオロイコスタキス(Senecio leucostachys)にアブラゼミが一匹逆さに宙吊りになっていた。

 

よく見ると蝉の抜け殻ではない。下からそっと指で背中を持ち上げると、低く「ジジッ!」と鳴いた。いったん指を離してから、また持ち上げても、また「ジジジッ!!」と言ったので、キチンと目覚めていることがわかった。しかし羽を広げる力がまだないようである。付近に蝉の 抜け殻がないので、樹から羽化して落ちてしまい、下草に、引っかかったのであろう。それにしても風に吹かれてゆら、ゆら、と枯れ葉のようにゆっくり回転している。

 

左の一番ながい足の先端のわずかな<指す叉>状のツメの先で、草の葉に軽くひっかかかっているようである。 やがて気力が充満すれば飛び立つだろう、とそのままにしておくことにした。

 

この公園ではすでにアブラゼミの合唱が始まっている。

 

(森敏)

 

秘密

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