2016-07-27 22:48 | カテゴリ:未分類


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 図1.ビワの小枝のオートラジオグラフ、枝が濃く、新芽が次に濃く、葉が薄く写っている。
  
 
ビワ写真縮小版 

図2.上記の原図 切り離されているのは枝の基部で、べらぼーに高い放射能(表1参照)を示している。

  
  
    

実強拡大のビワの 
図3.図2の新芽の部分を拡大したもの。これがビワの実になる(図4参照)。
    
DSC08305--.jpg 
図4.後日、京都哲学の道に至る道路沿いの民家で撮影した、参考までに琵琶の実のなり方を示した。 
   

  2015年10月に、浪江町の空間線量が毎時10マイクロシーベルトの民家の庭の植え込みにあるビワの木の枝をちょっと失敬してきた(図2、図3)。それを、乾燥してオートラジオグラフに撮像した(図1)。
    

  新芽の部分はビワの実になるべく多数の袋状で黄色であったが(図3)、ここの部分は他の広い葉の部分よりも濃かった。外部被曝ではない。果実に成るべく生殖成長しているこの部分がカリウムの要求性が高いためだと思われる(これまでの研究からいったん体内に取り込まれた放射性セシウムはカリウムと同じ転流の挙動をしている)。枝の部分が汚染が濃いのは2011年に被曝した高濃度の放射性降下物(フォールアウト)が、原発爆発後4年半の雨風に打たれても流れずに付着したまま残っているものである。
     
  このようなオートラジオグラフによる定性的な観察は、表1に示すように、その後部位ごとに分けた放射能測定値(NaIスペクトロメーターによる)によっても、きちんと裏付けられた。ビワの新芽と思われた部分が果実になることは後日民家のビワの写真を撮ったのでご参照ください(図4)。この未熟ビワの実は単純に総放射性セシウムの規制値(100Bq/kg)の139倍もの濃度を示している(水分含量が90%だと仮定しても新鮮重当たりでは13.9倍もある)。

          

   
    
  表1.ビワの放射能(2015.12.13.採取)
ビワの枝葉の放射能(Bq/kg乾物重)
部位Cs-134Cs-137
ビワ新芽
(未熟な実)
2400 11500
ビワの葉17007800
ビワ枝部920043500
   
  
   
    
(森敏)

秘密

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