2016-03-06 21:59 | カテゴリ:未分類

  
220160313学習会講演原稿ver3 
 

これは、先ほど(3月6日21:00-21:58)『NHKスペシャル』のテレビで放映された「ツバメのオートラジオグラフ像」である。この撮像が成功するまでの経過を簡単に紹介したい。

   

このツバメは、2015年4月に採取された。山本裕氏(野鳥の会)と苅田章氏(NHKデイレクター)と東大赤門前で落ち合って小生が丁寧に冷凍されたこのツバメ死体を受け取った。2015年5月1日にゲルマニウム半導体検出器で測定した結果は総セシウム含量が426Bq/kgという資料付(民間業者が測定)であった。あまり高くない値だったので、「オートラジオグラフの撮像にはあまり期待しないでください」とお二人にはまず宣告した。
       
    案の定、東大農学部の放射性同位元素実験施設でガイガーカウンターでツバメの体表面を測定すると、ほとんど計測できなかった(バックグラウインド値に近かった)ので、IPープレートでの放射線像(オートラジオグラフ)の撮像は、ほとんど不可能ではないかと小生には思われた。しかし、お二人の「オートラジオグラフが撮れなければあきらめるから、とにかく感光してください」という熱意にほだされて、半年間,我慢強く感光した。

    

感光に際しては、ツバメは胸部が分厚いので、それを平らにすべく、ツバメの全ろっ骨をハサミで切りこんだ。そのあと約1か月シリカゲルで密封乾燥し、完全に乾燥した死体をIP-プレートに強く圧着してカセットに装着し室温に放置した。

    

したがってツバメの写真では羽毛が散らかっており、胸部に血痕がついている。
    
  その結果、小生も全く予期していなかったのだが、きれいなオートラジオグラフが撮れたのである(しろーとほど怖いものは無い、と思い知らされた)。

     

この世界初の「放射能汚染ツバメの研究」に関しては、現在野鳥の会の山本裕氏が投稿論文を執筆中であるので、詳細はここではこれ以上は述べられない。投稿原稿が受理されたら追記で詳細を紹介したい。いずれ野鳥の会でも記者会見が行われるはずである。

    

(森敏)



 
 
 

秘密

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