2016-01-09 11:32 | カテゴリ:未分類
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                      脱気白菜
       
 
   暖冬で野菜が取れすぎて、栽培費、収穫作業費、輸送費などを考えると店頭で売れても、差し引き赤字になるので、農家は圃場現場で野菜を廃棄処分せざるを得ない事態に追い込まれているところが、年末にテレビで報道されていた。実にもったいないことだと思っていた。
  

   店頭を物色していたら、確かに野菜は全般的に安かった。そのなかで、茨城県産の白菜が4分の一にカットして、脱気してビニール包装されているのが目にとまった。これは見た目にも衛生的で店頭での日持ちがとても良さそうである。
  

   廃棄せずにこういう状態で共同組合施設の倉庫で保存して2-3週間も耐え凌げば、いずれ白菜不足の時期が来るので、元が取れるのではないか、と思っていたら、当時は税込みで98円であったが、年を越した本日は129円になっている。
  

   農家の営業努力に脱帽して前回も今回も買った。白菜スープにして食べている。
  
 
   小生が知らないだけかも知れないが、漬け物は別として「新鮮野菜」ではこういう脱気貯蔵の手法はまだ一般化していないと思う。全国的に広まりそうだ。何よりも輸送中や、店頭での腐れの進行が観察されないので、調理する場合に外側の一枚をめくって台所で廃棄する無駄がなくていいと思う。ビニール袋が廃棄されなければならないのが難点だが。
  
  
 
(森敏)
付記:脱気状態での長期保存実験をどの程度しているのか、植物生理学的に興味をそそるところがある。エチレン生成、酸素分圧の変化、ビタミンCの含量変化、などとてもおもしろい研究課題だと思う。すでに研究していると思うが。
 
追記1: なんと2016年1月18日の時点では、前掲と異なるスーパーで地方の白菜がセロファン簡易包装で半切が80円で売られていた。まだまだ暖冬の影響は続いているようだ。
 
追記2:3月8日にはカット白菜(茨城)以外に、カットカボチャ(メキシコ、ニュージランド)、カット大根(神奈川)、カットキャベツ(愛知)、カット長芋(青森)と脱気包装のものが、隣同士で店頭に陳列されていた。察するに、脱気包装は、当初の小生の予想に反して、このスーパーの流通業者が、商品の残り物を、不要部分を捨てて、こじんまりカットして、きれいに見せるために,脱気包装しているものとおもわれる。なかなかやるじゃないか。べつにわるいことではないが、生産加工業者がやっていると思っていたのだが、うっかり惑わされるところだった。


 

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