2015-11-11 12:43 | カテゴリ:未分類

去年の夏ごろ、時々目がざらざらした。特に右目がざらついてただちには焦点が合いにくい事態になった。ついに放射線傷害か、または年齢による「白内障」なるものが始まったのかと気になった。生前は小生の両親とも白内障の手術を受けており、母は緑内障で全盲になった(だから小生は野外ではいつもサングラスをかけている)。意を決して眼医者にでかけた。あれこれと診察されたのだが、決定打はなく、クーラーのせいで目が乾き角膜が傷つくのだろうということで、目薬を処方された。処方箋を持っていって薬局で購入した。「ヒアレイン点滴液0.1%」と「シクアス点滴液3%」である。前者には例のヒアロウロン酸ナトリウムが入っているのでいかにも角膜の潤滑作用がありそうだ。後者にはジクアホソルナトリウムなるものが入っているがその作用は小生にはよくわからない。とにかくその両方を同時に目に点滴せよということである。それ以降、夏にはクーラーの乾燥空気が直接右目に当たらないようにしてきた。冷房時には窓に水滴がつくのか部屋の湿度が極端に下がるので、鼻が乾くし、目が乾くのは明白である。処方された目薬は少しずつ使ったのだが、目のザラザラ時間が少なくなりよく効いたように思う。

       

それで何とか今年まで切り抜けてきたのだが、最近またコンピューターに向かいすぎるのか右目がざらついてきた。秋になって気候が乾燥してきたこともあると思う。そこで昨年と同じ眼医者に出かけて、「以前にいただいた目薬だけください」、とたのんだ。ここは検査に時間がかかるし、今回は検査は不要だ、目薬だけほしいと思ったからである。お医者さんが待合室に出てきて、2-3の問答を受けて、すぐに処方箋をいただいた。

         

処方箋をもっていつもと違う薬局に行ったら、在庫がなくて、取り寄せても明日の夕方になる、というので、辞去してまた300メートル先にあった他の薬局に飛び込んだ。そこでは受付でいきなりアンケート用紙を渡されて「これに記入してください」という。こんな経験は初めてだし住所氏名などを書く欄があったので「なんでこんなのに答えなきゃならんのですか、わたしは書きませんよ」と突き返した。薬剤師(?)は気圧されたのか「では身分証明書をお願いします」という。さきほど眼医者で保険証を出して診断を受けて薬の処方箋を出してもらったんだから、薬剤師はすぐ薬を出せばいいだろうに、厄介なことだ、と思った。処方箋を見ながらコンピューターに向かって何か打ち込んでいた。薬価計算をしているのだろう。それが遅くて遅くて、10分ぐらいかかっている。こんな薬局は初めてだ。

         

目薬をもらった時に「どれくらいの頻度で使われていますか?」というので、「一年ぐらいかけてちびちびと4本使い切りました」と言ったら、「この目薬には防腐剤が入っていませんからそれはいけませんね、せいぜい長くても1か月で使い切ってください」という。小生は以前に防腐剤の有無を確認していたので「いや、たしか防腐剤は入っていると聞いていますよ」というと、「では確かめます」とこの薬に関するレシピを探し出して、「アー?、ベンザルコニウムが入っていますね、これは防腐剤です」と観念した様子だった。「でもやはり一カ月ぐらいに使い切ってください」とのことだった。
      
    家に帰って、「なんで薬局がいきなりアンケートなんぞ取るんだろう?」と家人に疑問を投げかけたら「最近の薬局ではお店によっては時々「技術指導料」」というのを取るのよ。アンケートに対する答えの応答で技術指導料を取るつもりだったじゃないかしら」とのことであった。なるほど、わが身の世間知らずを恥じた。領収書には2つの項目が何点、何点という形で記されていた。どれが薬代で、技術指導料なるものが要求されているのかないのか判然としない。点数計算というのは患者にはよくわからないようにできていると思った。薬局でレシートに対して「これはなんの代金ですか?」などという野暮な人はいないだろうが、変人の小生は一度聞いてみようかと思っている。
        
(森敏)
 付記: Wikipediaにはコンタクトレンズ用液は防腐剤として0.002%から0.01%の塩化ベンザルコニウムを含んでいるとある。

    

秘密

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