2015-07-24 22:23 | カテゴリ:未分類
   飯舘村比曽地区には広大な放射能汚染土壌の仮置き場が形成されつつある(図1)。側面にかけられていたはしごを上がって上から見てみると、実に壮観で、とても一枚のカメラの視野には納まらない(図2)。まさに現代版「賽の河原」を地で行っている。

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図1.仮置き場の側面図(黒い一袋が1立方メートルを5段に積み上げている)
 


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図2.汚染土壌仮置き場の上からの眺めの一部。右側にさらに広がっている。

 
  
  一方で川俣町では太陽光パネルが道路脇の傾斜地に壮大な面積で敷き詰められていた(図3)。汚染田畑の除染後、農業をやっても採算が取れないし、若い農家が帰って来る気力が失われつつあるので、太陽光発電や、そのエネルギーを使った植物工場などの試みが行われつつある。いずれも、事業の立ち上げに公的資金の支援がなければとても農家や農協の自力でのこういう新しい試みは不可能である。
  
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図3.太陽光パネル
     
  早くもこの再生可能エネルギーの試みは、下記の記事に見るように、浪江町では東北電力、と言うよりは政府の原発再稼働方針のために頓挫したようだ。が、この川俣町の場合は是非成功させてもらいたいものだ。どれだけの雇用を生み出せているのか知らないが。壮大なる廃墟にならないことを祈りたい。

                   

浪江町の太陽光発電事業白紙に 売電量減、費用増で

 東京電力福島第一原発事故で全町避難している浪江町が「復興まちづくり計画」に盛り込んでいた農地への太陽光発電設備設置事業が白紙になった。22日、二本松市の町役場二本松事務所で開いた町議会全員協議会で馬場有町長が明らかにした。
 町によると、事業は棚塩、請戸両地区の農地計約150ヘクタールの地上約4メートルに太陽光発電パネルを設置し、下部はそのまま農地として活用する計画だった。スパークス・グリーンエナジー&テクノロジー(東京)が事業主体だが、町は地権者への同意取得に協力するなど連携して取り組んでいた。
 売電先の東北電力の買い取り可能量が当初の予定から大幅に減ったことをはじめ、地盤が軟弱で設置費用が予定を上回ることが発覚したため、ス社側が「採算性が見込めない」と判断。町と協議し、事業断念が決まったという。
 借地の同意を得ていた事業予定地の地権者には8月上旬、町と事業者が謝罪した上で経緯を説明する。
 全員協議会で馬場町長は「見通しが甘かった」と非を認め、予定地については町農業再生プログラムに基づいた農地保全などに取り組む考えを示した。議員からは「政策判断のミスだ」「復興計画の見直しをするべき」などと指摘する声が上がった。

2015/07/23 09:00 カテゴリー:福島民報)
   
(森敏)

   


 

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