2015-06-14 06:06 | カテゴリ:未分類

NHKでアフリカゾウの特集をやっていた。何故アフリカ象は果てしなく300キロにも及ぶ地域を休むことなく往復し続けるのだろう?。 季節に関わらず新鮮な水飲み場を求めてなのかなと思ったのだが、これだけではわざわざ「今そこにある水飲み場」を離れなければならない理由にはならない。さすがに数百頭の巨体の群象を維持するには水飲み場付近の草場だけでは草地の生産速度が群れを養う量を供給できないであろうことは、直ちに理解された。

 

土壌の「地力の再生産の技術」を持たなかった騎馬民族は、増大する人口を、草原を収奪しながら、且つ、他の農耕定住民族を征服して食料を確保せざるを得なかった。巨体を有するために毎日個体あたり膨大な草の量を必要とする象も、群れとして一定の距離(300キロ!)を、年間一定の速度で移動して「草地の再生」を期すという技法で食糧問題を解決していたわけである。

 

  アフリカ象から「必須元素の循環」という植物栄養学の根幹を学ばされた。

 

      このNHKの番組の結びのナレーションが

「象たちは終わりなき大地を歩きながら生きていくのだ」

ということばであった。良い番組だと思った。
 
(森敏)

秘密

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