2008-07-26 05:11 | カテゴリ:未分類

大分に帰ります

 

 

昼頃、某駅前で数珠つなぎの人待ちタクシーに乗った。

 

「△△△△△までお願いします。近くてすみませんね」

 

「いえ、そんなことありませんよ。この時間帯ですと、みなさん1000円以内の所ですよ」

 

「待っていて、がっかりするのはどんな場合ですか?」

 

「そうですね、夜間ですと、近距離ですと少し、、、、でも、ガッカリなんて言ったら罰が当たります」

 

「ところであなたは、後ろから見ると髪がふさふさなのに、そこに張ってある運転手の証明写真は前からみると頭が禿げ上がっているようですが」

 

「いえ、以前に気分転換に、丸坊主にしたときがありまして。。。 その時の写真です」

 

「でも、これだとお客さんが間違えちゃいますね。不審に思われるかも。どうして気分転換する気になったのですか?」

 

「2年前に、運転手を始めたんですが、その前に大病してしまいまして、入院してたんです。」

 

「どうして病気になったのです?」

 

「実は私は、ヨーカドーやJASCOの支店長をしていたんです。それで病気になっちゃって。大病して退院して完全に人生観が変わっちゃいましたね」

 

「有能な支店長だったんでしょうね。よほどのストレスがあったんでしょうか?」

 

「そうだったかも。でも、大病してほんとうに良かったと思います」

 

「それで、運転手に職種変えしたと。。。?」

 

「そうです。来年は、親父の居る郷里の大分に帰るつもりです。親父の跡を継ぐつもりです。大分市内ですが」

 

「おーっと!そこで停めてください。どうもありがとう。それじゃお体お大事に!」

 

「お客さん、最後にジョークを。『滑って転んで大分(おお痛!)県』。お後がよろしいようで。どうもありがとうございました」

 

 

   いろいろ人生経験を積んで(つまり、すべったり、ころんだりして)やっと悟りを開いた(坊主になった)、ということなのだろう。まだ50歳前後に見えた。

 

(森敏)

 

 

秘密

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