2015-02-25 16:59 | カテゴリ:未分類

以下に引用する記事は北京大学学長の解任について、その理由についての新聞記事である。多くの全国紙と地方紙は中国共産党発表を丸飲みした共同通信の記事をベタ記事で紹介している。これに対して東京新聞のみが白石徹記者の独自取材を載せている。
 
 
 習近平は 出身大学清華大学人文社会学院マルクス主義理論と思想政治教育専攻卒業、学歴:修士、法学博士。彼は清華大学閥で北京大学閥ではない。また 20032007年浙江省委書記、省人民代表大会常務委員会主任 を務めており、浙江大学の学長人事を握っていたと考えられる。以下の記事を読むための参考まで。
 
   
それにしても政党政治家が大学学長の人事に采配を振るうなんて「なんて時代錯誤なんだろう、日本でいえば明治時代か?」と思いたい。だが、日本も国立大学学長人事がこれからどうなることやら。
     

 
 
北京大学長汚職にからみ解任か 異例の人事(共同)

 

中国共産党中央組織部は15日、北京大の王恩哥学長を任期前に解任する異例の人事を発表した。同大傘下の企業は、胡錦濤前国家主席の元側近が絡む汚職事件に関与した疑惑が浮上。解任理由は明らかにされていないが、王氏もこの企業の活動に加わっていたとされる。
 16日付の北京各紙は学長人事を写真付きの1面トップで報道。疑惑には触れていないが「春節(旧正月)を控えた休校中の突然の発表」などと異例ぶりを強調した。学長任期は4年で、王氏は3月で就任2年だった。
 問題の企業は「北京北大方正グループ」。中国メディアなどによると、北京大と同大幹部が100%出資して1986年に同大の研究成果を産業化する目的で設立。現在はデスクトップ・パソコン分野などで大きなシェアを占めている。

    
     

 

北京大の学長免職  習政権、思想統制を強化 (東京新聞 北京=白石徹)

 

中国共産党の人事を担当する中央組織部は15日、中国一の名門大学・北京大学の王恩哥学長(58)を免職し、後任に林建華氏(59)=浙江大学学長=を充てる人事を発表した。北京紙・新京報(電子版)が伝えた。習近平政権は欧米式の学問の自由や普遍的価値観を教え、マルクス主義理論の指導を重視しない大学教育に不満を強めており、王氏の突然の免職につながったとされる。第26代学長だった王氏の在任期間は2年足らずで、歴代学長では最短という。北京大の学長職は教育省の次官級で、党組織による王氏免職は全国の大学に大きな影響を与え、「思想統制」やマルクス主義教育が図られると見られる。

   習近平総書記(国家主席)は昨年5月、北京大の教授・学生との座談会で、「国家の重責を担う人材を育てる大学教育は、社会主義の核心的な価値観を重視する教育を実践するべきだ」と発言。マルクス主義教育の重要性を訴え、市場主義経済の拝金思想などを厳しく批判していた。

   ある大学教授は「習氏が総書記になって以来、各大学にマルクス主義学院(学部)が相次いで創設されている。今回の学長人事には習氏の意向に沿わない学長を交代させる意図があったのだろう」と指摘した。

   


(森敏) 


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