2015-01-26 14:25 | カテゴリ:未分類

本屋で「週刊金曜日」(1月16日号)があったので、立ち読みしてぱらぱらめくっていたら
 

「3.11」直後に空母レーガンで何が起きたか (ルポライター 成瀬宗男)

という記事があった。
 

 

2011年3月11日以降、当時東北の津波被災地の救援「トモダチ作戦」に動員されたアメリカの空母レーガン搭乗員5500名のうちの放射線障害による2名の癌死、と239名の原因不明の症状を持つ原告が東電に対して10億ドル(約1200億円)を要求した裁判をサンデイエゴ連邦地方裁判所に起こしていることを報じている。一人当約5億円の要求額である。東電福島第一原発がメルトダウンした2011年3月11~20日当時の空母レーガンの航跡が詳しくは述べられていないが、今では福島沖に居たので、原子炉暴発で排出された総放射能の半分以上が海域に流れたことがわかっているので、シミュレーションによれば海域に風向きがあった時に「空母レーガン」が放射性プルームで被爆したのは確実であるということである。防護服を着ないで甲板をモップで除染している搭乗員の写真が載っている。
 

 

小生は以上のことを不勉強で全く知らなかったが、そういうこともあったのだ。この裁判が進行すれば「トモダチ作戦」というアメリカ軍の善意の印象を打ち消すような事態になるので、アメリカ国防総省は関係者の健康状態の継続調査を中止した、のだそうである。遅発性放射能障害を隠ぺいするためだとか。。。
 
 
 
  「空母レーガン」は「空母ジョージワシントン」に代わって今夏横須賀に配備されるということです。

 
  
(森敏)
追記1. このブログを書いたあと非常に気になった原告団の症状を詳しく紹介したいと思い、この週刊金曜日を買いに行ったら、最後の一冊があった。以下このレポートからの無断転載です。症例です。

原告が訴えている症状の例
A頭痛、全身疲労、足にこぶ状の腫物
B極度の吐き気、胆のう摘出、胃潰瘍
C記憶障害、全身の倦怠感、耳鳴り、直腸出血、足の痛み、不眠
D臀部・背中の痛み、記憶障害、耳鳴り、免疫障害
E頭痛、あごの腫瘍、全身けいれん
F甲状腺異常、白血病、うつ病、腹痛、体重減
G意識不明で卒倒し骨折、脳腫瘍、全身疲労、目まい、頭痛
H左目失明、右目も失明状態、急性白血病
I生理不順、子宮出血、偏頭痛
J甲状腺除去、精神的不安定、咳
K頭痛、足の2倍に及ぶ肥大、生理不順、精神的不安定
L甲状腺がん、関節炎、高血圧
M甲状腺異常、胃けいれん、生理不順、頻繁な嘔吐、下痢



この症例の記載を見ると、まさに原発由来の放射線障害は、初期障害の甲状腺がん以外は体のどこで何が起こるかわからないという多様な障害が出ており、「確率的影響」であることがわかります。日本では「避難によるストレスが主要な病気の症状」であるということばかりが、強調されていますが、多くの症例がすでに集積されているはずなので、疫学的にそれを枚挙して整理して開示できる時間が、経過していると思います。疫学者はいったい何をしているんでしょうね?
     
追記2. 過去のwinepブログを是非ご参照ください。
放射線の確率的影響について http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1838.html

秘密

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