2014-09-26 13:38 | カテゴリ:未分類

  毎月の「文芸春秋」の巻頭言を担当している立花隆氏が、東大医学部付属病院の救急部・救急治療部長である矢作直樹著の「人は死なない」という本に対して、珍しくもこの現役の東大教授を罵倒している。いわく、

 

::::::::誰でも読めるやさしい文章にして、世の中に中身がスカスカの本があるのかと唖然とするほど内容がない本を作った。::::::総じて文章は低レベルで「この人ほんとに東大教授なの」と耳を疑うような非科学的な話 (:) が随所に出てくる。これは東大の恥としか言いようのない本だ。:::::::

 

と罵詈雑言を浴びせている。小生は生と死などオカルト的な話には全然興味がないので(というよりこれまで5回ぐらい失神してあの世をさまよったので、あの世に行くときはポット逝ってしまうだろうと確信しているので) 、この本を読む気は毛頭ないのだが。その文章の低劣さを味わうためにはこの本を本屋で立ち読みしてもいいかなとは思ったことである。逆説的な意味で立花の文章はこの本の宣伝になっているかもしれない。

 

  現役の東大人が現役の東大教授を批判するのはなかなか心理的にも抵抗があるだろうが、東大の卒業生が現役の東大教授を批判することは大いにやるべきだと思う。今は学生も本当におとなしくなって紳士になってしまったのか、東大内部から1960年代の東大教授の「否」を吊し上げた時のような元気がないのは、すこし寂しい。学内にいろいろと問題がないことはありえないのだが。現今では、東大に限らずどの大学も、いろいろな不祥事は大学の外部から指摘されて火がついているようだ。「不正経理」の問題や「論文偽造」などはなかなか学生の手に余る 経験や知識を要するので、問題の所在さえつかめないのかも知れない。それでも学生たちには自分たちが受けている「教育」などに関しては、不信や不満がないとはとても思えないのだが。
 

(森敏)

秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/1902-bd49b34d