2007-11-14 17:52 | カテゴリ:未分類

人生の3分の1は睡眠しているので、「寝ることは起きているときの準備期間である」、という考えも成り立ちます。一昨年新記録の年間272号のヒットを達成したマリナーズのイチローさんがアメリカ国内の転戦に「必ず枕を持参する」というテレビ・インタビューを聞いて、この打撃の達人は、恒常的な体調の維持に常人では考えが及ばない点にまで神経を使っているのだなーと納得しました。昔大学の研究室の新人歓迎旅行で、異様にふくれたリュックサックを背負っている新人がいたので、中身はなんなの?と聞いてみると「枕です」ということでした。一見ヌーボーとしていても彼がとても神経質であることが皆にわかってしまいました。山を登るときに皆に後ろからリュックをサンドバックがわりにされて閉口していましたが。


わたくしもこれまでに綿、ソバ殻、パイマー(プラスチックの断片)、TEMPUR(ソフト樹脂)と何度枕を買ってとりかえてきたことかわかりません。現在はまたソバ殻枕に原点回帰しています。若いときは「枕を高くして寝る」ということで、やたら枕が高い方を好んだのですが、年をとってくると何故か高い枕は首が疲れて寝つきが悪いので、次第に低いのを好むようになってきました。と言うよりは肩の筋肉が衰えてきましたので、相対的に枕が高く感じられるようになったのだと思います。どんな枕も月日が経つと頭の重さの積分値で高さが沈んでいくと同時にしだいに頭の格好に適して変形していきます。ですが、しまいには矯正が効かなくなる歪みの限界まで真ん中がくぼみすぎてしまいます。そうすると寝返りがとっても打ちにくくなるのです。先日、かかりつけのお医者さんに「肩が凝って仕方がない」と訴えましたら、「枕が合っていないのでしょう。寝返りは頻繁にやる方が体にいいのですよ」と意外なご託宣でした。


いまでも旅行先では本当に枕に苦労します。毎日ベッドの枕が変わるとそのためにどんどん疲れがたまってくるような気がするのです。ですのであちこち動き回る外国旅行は大の苦手です。かといってがさばる枕を持参して海外旅行するほど、私は合理的でもありません。というわけでいまもって旅行中は不本意な睡眠を繰り返しています。ついでにいいますと、ホテルではベッドの勾配が5度ぐらい足の方が下に傾いていてほしいのです。旅行中はベッドの下に、何でも手当たり次第、詰め物をして傾斜を確保する習慣がついてしまいました。これは寝ている間も、腎臓から尿管を通って膀胱への尿の流れが滞流しない条件がほしいからです。若いときから女性なのに腎臓結石や尿管結石ができやすい体質だからです。


時差が大きなアメリカ国内各地を転戦するプロ野球でのベストコンデイションを維持するために、イチローさんは他に様々な睡眠の工夫をしているに違いないと思うのです。(Erika)

秘密

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