2014-08-11 11:51 | カテゴリ:未分類

  これまでにヘビ(マムシ、青大将、ヒバカリ)を5匹つかまえて放射能を測定したりオートラジオグラフを撮影してきた。

これらのヘビの採取日と採取地区はいろいろである。

 

そのうちヒバカリと青大将は皮を剥いでその皮をオートラジオグラフを取ってみた。マムシは脱皮したものを入手したので、これもとにかくオートラジオグラフをとってみた。 
  
 

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図1-a まむしの脱皮(岩部ダム。約1.5メートル)

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図1-b  まむしの脱皮の外部放射能汚染。蛇腹の模様は鮮明ではない。 黒い点は放射性降下物(フォールアウト)。
 
       2013年の10月に岩部ダム(飯舘村飯樋岩部)で石組みの堰堤の隙間に入っ行った2メートル長のまむしを捕獲し損ねた。のだが、そのマムシが以前に脱皮したものと思われる皮(革)を、ダムのコンクリートの上で採取した(ここで日向ぼっこをしながら脱皮したのだろう)。上の図1-bのラジオオートグラフを図1-aと比較して見ると革自身の放射能が鮮明でなく、むしろプツプつと放射能の直接外部汚染が顕著である。この脱皮時期にはすでにヘビが食べる餌(カエルやとかげ)の汚染量が少なく、したがってヘビの放射能内部汚染が進行しがたくなっている時のものかもしれない。 しかしヘビが動き回る岩場や地面は汚染されたままなのでそれが革の外部汚染になっているのである。 

  
  一方、以下に示す図2-b(図2-aと比較してください)のオートラジオグラフと 図3-b(図3-aと比較してください)のオートラジオグラフでは、蛇腹の横縞の模様が鮮明に感光していることがわかる。放射性セシウムはマムシが食べた汚染カエルやねずみを通じて革の部分の組織にせっせと内部被ばくして沈着している。 脱皮はヘビにとっては一種の放射能解毒機構になっているわけである。
 

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図2-a 全身(約1メートル)を解剖してむいた青大将の革(長いので2つに分けている)。(飯舘比曽地区。2013年8月)

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図2-b 図2-aの青大将の革のオートラジオグラフ。放射能内部汚染した蛇腹がきれいに写っている。濃い点々は外部汚染。

 

 

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図3-a ヒバカリ(約1メートル)の腹部の蛇腹のみをはぎ取った革(飯館ー浪江399号線沿い。2012年8月)

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図3-b ヒバカリの蛇腹のオートラジオグラフ。内部被曝による模様が極めて鮮明

 

 (森敏)
付記1:図2、図3のヘビを採取し、ヘビの皮をむいたのは小動物の生体解剖が得意な加賀谷雅道カメラマンである。
付記2:図1、図2、図3ともに革の放射能は測っていない。ただし図2のヘビの本体はガイガーカウンターで約100cpm、図3のヘビの本体は1500cpmであった(このべらぼーに高い放射能のヘビの標本は博物館に永久保存する価値があると思うので解体していない)。 

図3のヘビの皮(革)をむいた本体の方のオートラジオグラフはすでに以前に紹介したものであるが、ここに再掲する。黒い部分は消化管の内容物である。筋肉の塊であるから全面的に放射性セシウムで内部被ばくしている。
新しい画像-- 
この図は以前にフランスのLiberation誌にも掲載されたものである。

 2014/03/15 : フランスの主要新聞「リベラシオン」の福島特集に掲載された7枚のオートラジオグラフを紹介する

付記3:今回と違なる小国地区でのサンプルだが、青大将については一度報告した。
 
 2013/03/05 : 青大将(あおだいしょう)にもAg-110mが検出された

 

   


秘密

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