2014-03-10 12:23 | カテゴリ:未分類

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図1.全部葉を刈り取った4日後に生えてきた葉
さまざまなクロロシスの葉が再生してきている。




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図2.同じ茎から次々とクロロシスの葉が出ている。
   
 
 

  以上の写真は2013年5月と10月に飯館村の佐須地区で見出したクロロシス(黄白化症)クローバーの株を採取して温室で育て続けている、その途中経過の写真である。

 

1.クロロシス葉が出続けている。

2.1本の同じ茎からクロロシスが継続的に出ているものがある。

3.時々4つ葉や2つ葉(!)がでる。

4.4つ葉も2つ葉もクロロシスになりやすい傾向がある。

5.種子は得られない。

   

等がこれまでの傾向である。

  今年は、もっと変異の種類を集めてみようと思っている。

実は、現地のクローバーは素人目にも、明らかに葉の形態も実にもまちまちで、見る目さえあれば、まだまだまだいろいろな変異クローバー株を特定できるのではないかと思われる。現地でのクローバーは地面に匍匐しているので、今でもギンギンに根基部の成長点細胞を土壌からのセシウム放射線でアタックされ続けているので、そこから新しく生えてくる分蕨(ぶんけつ)の生長点の染色体が積算放射線でやられて変異を起こしているとしか考えられないのである。

    

(森敏)
追記:さきほど「クロロシス」とはなんぞや?というご質問を読者から受けました。
今回の福島第一原発事故でのクロロシスに関しては以下の過去の記事をお読み頂けるとありがたいです。




 
そもそもこの「NPO法人WINEP」は植物が鉄欠乏に由来するクロロシスにならないようにするための農業技術の技法の開発も一つの目的とした組織です。WINEPホームページもご笑覧ください。

福島の現地では、土壌が鉄欠乏でないのに、そこに生えているクローバーが鉄欠乏のような「クロロシス」症状を示しているということが問題なのです。

クロロシスというのは「葉緑体が緑色に見えない」ことを意味します。葉緑体の中に
「クロロフィル・Mg 」
という化合物が合成されていないからです。そのようになる理由は計り知れないぐらいありますが、一つの可能性としては、この化合物ができあがるまでの多段階の生合成経路のどれかの酵素の遺伝子が放射線でやられたモノともかんがえられます。

「クロロシス」というキーワードだけで、それだけで1冊の本が書けると思われます。
秘密

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