2013-12-06 08:59 | カテゴリ:未分類
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  この本は、日本学術会議土壌科学分科会が2012年3月14日に日本学術会議講堂で開催したシンポジウムと、2013年9月13日名古屋大学で開催したシンポジウムを、総括する形で、その時の講演者が最新の知見を175頁にまとめたペーパーバックです。小生も「セシウムを吸わないイネを開発しよう」という原稿を執筆しています。日本人なら放射能の土壌汚染の基礎知識として是非知っておいていただきたい内容が書かれています。特に農業関係者、小・中・高・大学での教員、報道に携わるかたがたにはご活用いただければと思います(1800円+税)。全国のすべての国公立図書館にも寄贈されているとのことです。

 

(森敏)


付記:学術会議講堂でのシンポジウムでは多数の参加者が立ち見と床に座るぐらいの盛況で、質問用紙に書かれた質問も100以上にわたるものでした。その内容を整理して質問に答える形での終章も設けられています。農林水産技術会議会長の三輪太郎氏によりとりまとめられています。

追記1:参考のために以下に目次を掲げます。 
 

発刊に寄せて

日本学術会議会長 大西隆

除染に関する問題の所在と土壌科学の課題

一般財団法人日本水土研究所理事長 宮崎毅

農林水産技術会議会長 三輪睿太郎

森林の放射能汚染と除染

独立行政法人森林総合研究所立地環境研究領域長 金子真司

森林の放射能汚染と除染(2)

―下草や落ち葉を取り除くと空間線量率はどの程度下がるのか?-

独立行政法人森林総合研究所水土保全研究領域長 坪山良夫

独立行政法人森林総合研究所気象環境研究領域主任研究員 大谷義一

福島県における作物と土壌の汚染

福島県農業総合センター生産環境部環境・作物栄養科長 佐藤睦人

作物吸収の新知見

東京大学農学生命科学研究科教授 根本圭介

放射性セシウムの土壌中の挙動、水稲への移行、水系への流出

東京大学農学生命科学研究科教授 塩沢昌

セシウムを吸わないイネを開発しよう

東京大学名誉教授 森敏

セシウムの土壌吸着と固定

京都府立大学大学院生命環境科学研究科助教 中尾淳

農地土壌の除染を考える

独立行政法人農業環境技術研究所理事長 宮下清貴

農家自身でできる農地除染法の開発

東京大学農学生命科学研究科教授 溝口勝

除染技術の広がりと除染から派生した土壌科学の進化

一般財団法人日本土壌協会会長  松本聰

綜合討議 ―みんなの疑問・私の考え

農林水産技術会議会長 三輪睿太郎

 


追記2:ちなみにこの本は完全な社会貢献で執筆した著者への原稿料は無料です。


秘密

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