2014-01-04 15:16 | カテゴリ:未分類
06-7_04_1600px--.jpg 
図1.センダン草 のオートラジオグラフ

IMG_4833--.jpg 
図2.図1に使ったセンダン草の押し葉
 


  これは2012年7月の福島市の渡利地区の竹藪の中に生えていたセンダン草である。 根が浅く土壌の表層を這っているので、強い放射能汚染土壌がこびりついてはがれていない。地上部も内部被ばく以外に竹から飛来した二次汚染で比較的ランダムに均一に外部被曝していることがわかる。汚染樹木がある限り、下草の表面汚染は絶えることがないだろう。
 
  ちなみに、その後、この竹藪は、2013年6月現在の時点では土壌表層が剥離除染されて、密生していた孟宗竹の本数が3分の一ぐらいに根元から伐採されたばかりで、雑草が一切なかった。その結果土壌表層の線量は0.25-0.45を示していた。竹のこが新しく更新してまた竹藪になって来た時に、空間線量がどのような推移を示すか、モニターする必要があるだろう。竹は根茎にも放射性セシウムをストックしている可能性が大だから、毎年生長の早い竹が成長して再度地上部にセシウムを移行して空間線量が増す可能性を否定できないからである。
 


 

11-3_03_1600px--.jpg 
図3.道路わき の   ノボロキク(右)と
アカクローバー(左) のオートラジオグラフ



IMG_4815--------.jpg  
図4.図3に対応する赤クローバー(上)とノボロギク(下)
 
 

  この赤クローバーとノボロギクはコンクリートの道路脇に生えていた植物である。いずれも地上部が放射性降下物(フォールアウト)によって直接汚染しているように見える。これらはおそらく根茎が生きていて、地上部は一年ごとに枯れて生え変わるものであるから、原発暴発当時の直接被曝ではなく、その後に成長してきた地上部の被曝像と思われる。車道を通る車や風雨によって道路脇にセンターラインの砂塵が吹き寄せられる時に放射能汚染砂塵によって二次被爆させられたものではないかと思われる。

 

  水田地帯の空間線量を車に乗って車内で線量計で測定していると、車道の中央部を走っているときよりも、路肩に寄せた時のほうが2倍ぐらいの車内線量を示す。これは主として道路の両肩に流れ込んだフォールアウトが雑草や有機物や苔(こけ)に吸収されてじっと濃縮されて局在している、そこからの放射線を車の下からもろに受けるからである。




 (森敏) 
 
付記:あけましておめでとうございます。今年も福島の環境放射能汚染の現状を淡々と報告したいと思います。
秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/1784-fdaf765c