2013-11-27 08:45 | カテゴリ:未分類

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図1.神保町交差点のモニターが示す炭酸ガス濃度
 
 炭酸ガス濃度

図2.地球上の大気の炭酸ガス濃度 
 

 先日、古本市が行われて、年末の身動きできないアメ横なみに人がにぎわっている神保町の歩道を歩いていると、神保町交差点に等身大に炭酸ガスのモニターが設置されていた。この日は521 ppmという高濃度が表示されていた(図1)。実は別の日には540 ppmという値を見たことがある。地球上の炭酸ガス濃度は衆知のように約400 ppmになろうとしているので(図2)(付記の記事によれば 393.1ppm)、神保町の車の排気ガスなどから出る炭酸ガスの寄与は相当なものだと今更ながら実感される。しかし通行人は、この情報に慣れているのかあまり関心がなさそうだ。じっと立ち止まる人がいない。これを表示している意味は、地球温暖化防止のためにCO2の放出を減らしましょうというキャンペーンのためらしいが、(通行人には関係がないとは言わないが)車のドライバーにも見せるべき表示だと思う。なのに歩道側にのみ向けている。  
 
  だから、CO2の表示と同時にNOxやSOxを表示したほうが、人々はより健康被害との関係で敏感に感じるのではないだろうか。実際この両方のガスの表示は交通量の多い道路わきでごくたまに見受けることがある。

  それとも、今日ではPM2.5(粒子の大きさ2.5ミクロン以上の粉じん)の表示のほうがいいかもしれない。実は小生は鼻がアレルギー性になってしまってマスクが手放せない。しかしPM2.5はフィルターで集塵して重さで測定するのだろうから、時々刻々の情報ではなく、「きのうのPM2.5は○○でした」という1日毎の情報になるのだろう。70マイクログラム/立法メーターの濃度が警戒水準で、先日千葉市がその値を観測したと報じられた。自治体ではホームページでPM2.5を開示しているところもあるようだ。 

  話がそれるが、この炭酸ガスのモニターの標識の横に、「THE BIG ISSUE Japanビッグイシュー日本版」(300円)という薄っぺらい雑誌の立ち売りをしている男性がいた。最近小生の後輩でこの本が愛読書だという人物がいたのを思い出した。「この本は300円のうち160円が販売者の収入になります」と表紙に刷り込まれており、それでホームレスの生活を支援しているということだ。そこで、ためしに購入したら、この立ち売りの男性に「いつもお世話になっております」と言われて、恐縮した。
  
  家でじっくり読んだのだが、内容はNewsweek誌日本版のように大所高所の記事ではないが、比較的現場主義に徹していて、政治・経済・医療・精神疾患の弱者からの視点が通底している良い雑誌だと思った。なによりも芸能人や政治家のスキャンダルがないのがよい。 活字を小さくて記事の掲載量を増やしている努力が感じられたが、老眼にはちょっとつらい。

  人道脇に延々ならぶ古本市では、裁断せずに古本市場に流れたと思われる本が屋台に満載されており、真っ新(さら)の「最強の秋冬おかず300」というのを定価の半値の700円で衝動買いした。別にいますぐ料理をするつもりはないけれど。 


(森敏)
付記1:

CO2濃度、最高更新=12年の世界平均ー国連機関
【ジュネーブ時事】国連の専門機関である世界気象機関(WMO)は6日、地球温暖化をもたらす二酸化炭素(CO2)の2012年の世界平均濃度が393.1ppm(ppmは100万分の1)と、11年から2.2ppm上昇し、観測史上最高を更新したと発表した。化石燃料の燃焼やCO2吸収源の森林伐採などにより、1年間の濃度上昇幅は過去10年間の平均(約2.0ppm)を上回った。
 今回のデータは11日から22日までポーランドのワルシャワで開かれる国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)での議論のたたき台となる。濃度上昇に歯止めの掛からない状況は、気候変動への「警告」となりそうだ。

 温室効果ガスのうちCO2の濃度は、産業革命前の1750年(推定278ppm)の約1.4倍に上昇。メタンは1819ppb(ppbは10億分の1)、一酸化二窒素(N2O)は325.1ppbとそれぞれ2.6倍、1.2倍となり、いずれも最高を更新した。(2013/11/06-21:06 jijicom

追記1:

PM2.5 上海で“最悪レベル”を観測 2013.12.3。(Eテレ)

深刻な大気汚染が続く中国の上海で2日、観測開始以来、初めて6段階評価で最悪の「深刻な汚染」となり、屋外活動を制限する警報が発表された。

 上海では2日、汚染物質、PM2.5が1立方メートルあたり299.6マイクログラムと、日本の環境基準の8倍を超える数値を観測した。地元メディアによると、去年11月の観測開始以来、初めて6段階で最悪の「深刻な汚染」となり、屋外活動を制限する警報が初めて出された。

 3日も、1立方メートルあたり177.5マイクログラムと、空気の悪い状態が続いており、市民からは、「家から出られない。大気汚染で出られなくなった」「この前犬と散歩していたら、鼻が痛くて呼吸困難になりました」などの声も。

 また、黒龍江省ハルビンでは、PM2.5が1立方メートルあたり674マイクログラムを観測。中国中央テレビによると、視界が悪いため、一時的に航空機が離着陸できない事態となるなど、各地で深刻な状態が続いている。

 

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