2013-10-29 10:18 | カテゴリ:未分類
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図1 東電福島原発の敷地の排水溝の流れ(jijicomより)
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図2. 東電福島原発の敷地の排水溝の流れ(共同) 

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図3.googleより 

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 図4. NHKより
 

図3に見るように、東電福島第一原発の排水溝は上空から見て八の字型の防波堤内に排水しているのではなく、その外側の南側の海に直接排水口から排水している(図1、図2、図4)。したがって、敷地内からこの排水溝に入り込むタンクから漏出した汚染水や雨水などの土壌表流水はすべて集水されて排水溝に流れ込み、排水口から直接外洋に流れ込んでいることになる。つまり垂れ流しということになる。全くコントロールなんかされていない。

安倍首相は0.3キロ四方はコントロールされていると言っているが、これは八の字型の防波堤内部のことを言いたいのだろう。立ち入ったことがないので構造上の詳細はわからないが、この八の字防波堤内は5基の原子炉冷却水として吸水口から海水を吸水するための波の衝撃やクラゲ除去の緩衝用の防波堤ではないだろうか。原子炉爆発当初から大量の高濃度の原子炉放射能汚染水が吸水口から排出されているのは原子炉直下の地下と吸水口が直接つながっているからであると思われる。

この排水口から流れ出る放射能汚染水をも何とかコントロールする必要がある。現在の東電の言い分のように、排水溝内に土嚢を積むなんてのはまるでままごとだ(排水溝の水が「土のうを越えて流れている可能性も否定できない」と東電自体が言っている)。この排水口の海側に排水口を囲むように、コンクリート防波堤を作り、そこで一度海底に放射能を含む泥流を沈降させる必要がある。
 

東電、魚業組合、水産庁のいずれの組織もこの排水口直下の海の放射性セシウム濃度をなぜか測定していない。 
 

現在膨大な量の原発敷地内の貯蔵タンクがあるが、これがすでに劣化し始めている。今後もあちこちのタンクでもぐらたたきのように高濃度汚染水の漏えいが起こり続けることは明らかだから、その時に備えて、排水口の大々的な工事をしておくに越したことはない。そうしないと、いくら漁民が「魚が放射能汚染していません、セシウム汚染濃度は基準値以下です」と、声高にがんばっても、今後の長期にわたる垂れ流しによる汚染魚は、なくならないだろう。
 

アメリカのシアトルのハンフォードの核廃棄物貯蔵タンクが劣化して放射能もれであることはずっと以前から報告されている有名な事実である。最近でもこの貯蔵タンク漏れは大きな事件になっている。放射性物質用の貯蔵タンクは現在の東電による稚拙なパッキングや溶接不良技術の問題ばかりでなく、今後経年的に浴びる強い放射線による金属疲労でも穴が開く可能性が高い。ハンフォードのニュース(英文)は以下のとおりである。

http://seattletimes.com/html/localnews/2020415477_hanfordleakxml.html 

 

第一原発排水溝で2500ベクレル 海から150メートルで最高値
東京電力は25日、福島第一原発の港湾外の外洋につながっている排水溝の海から約150メートルの地点で、24日採取した水からストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が過去最高の1リットル当たり2500ベクレル検出されたと発表した。
 東電は「周辺の汚染土壌が大雨で流入した可能性が高い」と説明。水は直接、外洋に流れた可能性があるとしている。
 24日採取分では、同地点の上流の他の測定地点3カ所でも2500~11万ベクレルが検出され、それぞれ過去最高値を更新。23日採取分でも、汚染水約300トンが漏えいした地上タンク近くの東側排水溝の測定地点で、過去最高の14万ベクレルが検出されている。東電は漏えいが見つかったタンク近くの排水溝からの水の流れは土のうで止めているとしているが、「土のうを越えて流れている可能性も否定できない」としている。

2013/10/26 10:10 福島民友


(管窺)
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