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2008-07-07 17:21 | カテゴリ:未分類

松田隆利・前総務事務次官に注目を

 

本日は、非常に重要と考えるので、先日の朝日新聞(7月5日朝刊)のベタ記事をまず引用掲載したい。

 

公務員改革人事 首相、民間人に固執

国家公務員制度改革推進本部の事務局長など幹部人事が4日、迷走の末に固まった。事務局長に決まった立花宏・日本経団連参与(64)を、事務次官経験者に補佐させる異例の体制。福田首相が霞ヶ関の慣習にとらわれない制度改革にこだわり、民間人を中心に、自ら人選を進めた。同本部は11日に発足する。

 事務局次長は松田隆利・前総務事務次官、岡本義明、三菱UFJリサーチ&コンサルティング主席研究員の2人に決まった。首相は4日、立花氏について「経団連に長くいらした方で、政府の行政について、これまでも応援してくだった。大変適任だ」と記者団に語った。

 同本部は霞ヶ関の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」の制度設計などを担う要の部署。渡辺担当相は公募を主張したが、町村官房長官が反対し、首相も受け入れなかった。首相はいったん清家篤・慶大教授の事務局長起用で調整を進めたが、渡辺氏が反対、清家氏も固辞した。

 官僚主導のイメージを払拭したい首相は、なお民間からの起用にこだわった。立花氏は公務員制度改革に関する政府の有識者懇願会のメンバーを努め、制度に詳しいこともポイントになった。

 

立花宏

東大卒、67年経団連(現日本経団連)に入り、専務理事を経て08年5月から参与。64歳

 

以上が朝日新聞の記事全文である。与野党を問わず国会議員でも官僚出身者はこの松田隆利なる人物に関してそれなりの情報を持っているものと思う(すでに誰かの「ブログ」では前職中の醜聞を書かれているが)。国家公務員制度改革推進本部において、これから行われるであろう官僚からの猛然たる “天下り制度改革阻止” の働きかけは、今後は彼を通じて執拗に行われることになるだろう。立花宏氏や岡本義明氏が、デク(木偶)ノボーにならないように、この松田隆利氏への国民的監視が必要であろう。我が輩もこれまでに文部省や農水省の下級官僚には何度も苦い湯を飲まされたことがあるので、敢えて警鐘を鳴らしておきたい。

 

(管窺)

付記:この件に関しては 6月24日のブログ「こりゃダメだ」を参照してください。

追記1:経団連も銀行も同じ穴の狢(むじな)という説もありますね。なぜ大学の無職で無色の名誉教授クラスを採用しないのですかね。

追記2:立花事務局長は7月11日の辞令交付で首相に「官が自ら改革するのは難しい。事務局には民間の人材をたくさん登用してほしい」とちゅうもんしたという。その意気や良し! その気持ちを「内閣人事局」の制度設計確定まで、きっちりと持続してもらいたいものだ。(7月12日 記)

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